俺は今、皮膚の薬を6種類使っている。



飲み薬、頭皮用、顔用2種類、体用2種類。



たぶんアトピー患者で、自分と同等か、それ以上に悩んでいる人はもっと使っている事だろう。



その中でも特に体用の塗り薬は、塗る面積が圧倒的に広い為たくさん使う。



最近…いや、思えば皮膚科に通い出してからしばらく経つが、ずっと悩んでいる事があった。



薬を塗り、なぜ皮膚が乾燥してない時でも痒いのか。潤っていれば痒みは無くなると思っていたのに。



悩みながらも、これもアトピーの特徴なんだと無理矢理納得して来た。我慢するしかないのだと。今の時期は特に。



しかしどうやら違うのではないか、と思う今日この頃。



現在、体用として使っているのは、ザーネ軟膏と白色ワセリン。



医師からは、『ワセリンは多用して良い。』(肌に潤いを与える薬だからだ。)『ザーネは炎症が酷い場所を中心に使うように。』と言われている。
だが、『調子が悪いならちゃんと使用する事。』とも言われていた。



きっと使用の仕方がマズかったのではないか。



ザーネ軟膏は強い薬。
皮膚を柔らかくし厚くなった角質層を薄くする薬。



ようするにステロイドと同じような物で、必要以上に使用してしまうと、良くはなるが皮膚が薄くなるという事だ。



皮膚が薄くなれば、外部からのあらゆる刺激に対し抵抗力が落ちる。



ようは過剰なまでに刺激を感じてしまうという事。服を着用する時に起こる摩擦、椅子などの背持たれ、他にも刺激は沢山。普通なら気にもならない刺激が、かなり敏感になる。



この状態になってしまっては、凄く厳しい。



先日いつものように、彼女が背中を塗ってくれていた時こう言われた。
『背中、悪い時に比べてだいぶ良くなってきたね。肌が凄いツルツルだよ。でも毛穴が無いというか、かなり薄くなってるみたい。』と。



ツルツルというのは、とても嬉しいし良い響き。だがきっと、必要以上にツルツルなのだ。



俺は痒みが酷い時は、迷わずザーネを使っている。
もちろん極力ワセリンだけにしようとは心掛けているが、特に今は時期も悪い。



多分この使用法が、悪かったに違いない。
アトピーの痒みではなく、たぶん皮膚が薄くなる事による刺激を、アトピーの痒みと勘違いしているのだろう。



前にステロイドについても書いた事あるが、あんな事を書いてたくせに自分も使用法を間違っていたとは情けない。



乾燥の時期だけに早く治したい、痒みを少しでも抑えたい一心だったのだ。
刺激による痒みが発生すると、頭が真っ白になり自己制御が出来なくなる。



よくアトピー治療をしている人で、【脱ステ】という言葉を耳にする。ステロイドを使わないよいにするという意味。
当初はなぜそんな事をする必要があるのか理解出来なかった。



きっとこういう理由も原因の一つとしてあるのだろう。



あと飲み薬が効かないとも書いたが、これも効かないのではないのかも。
今の痒みの大半は、あくまでも外部からの刺激によるものであって、体の内部から発生している痒みではない為、効かないと勘違いしていたのかもしれないと思う。



今後はなるべくザーネ軟膏を控え目にし、ワセリンや飲み薬で様子を見よう。



塗り薬というのは、風邪薬や他の飲み薬などと違って、使用量が配分されている訳ではない。医師からはだいたいの目安を聞かされて、塗り方を聞くぐらい。どのぐらい使用するかは自分次第なのだ。



その使用法により、良くなるのも悪くなるのも、全て自己責任だ。



良い悪いは紙一重。



まぁとりあえず、遅かれ早かれ気付いた事は進歩だと思う。アトピー患者として、一つ成長した証拠だ。目下づにしっかり治して行こう。



頑張れ、俺!