炎症をおこしている部分にもよるが、どうしても自分では薬を塗れない場所がある。



背中。



薬を無理矢理塗ろうとしたら、肩が外れるんではないかと思う時がある。



まぁ体がかたいのも多少は原因なのだが…。



しかし、なぜか無意識に掻いてしまう時などは意図も簡単に手が届くのだ。



不思議だ。



きっと塗りたい欲求より、掻きたい欲求の方が数段上なのだろう。



話はズレたが、そんな時に助けてくれるのは良き理解者である塗り手。



これは人それぞれだろう。家族だったり、彼氏や彼女だったり、友人であったり。



俺の理解者は、同棲生活を送っている彼女だ。



薬を塗ってくれるだけではない。他にも色々と助けてくれる。



今では風呂で全身を擦り過ぎないよう、丁寧に洗ってくれたりもする。
たまに皮膚科に着いて来てくれ、医者や看護師の話を親身に聞いてくれたりもする。



昔はそうではなかった。俺自身がアトピーを引け目に思っており、全部を見せるのが嫌だった。



嫌われたくないから見せたくない。見せて気持悪がられるかもという不安。不安と共に、アトピーでもないくせに俺の痛みや苦しみなんて分かる訳ない、という思い。などなど。



完全にネガティブ思考。



しかし徐々にではあるが心を開き、俺が悩み苦しんでいる事実を見せた。



きっと最初は戸惑ったと思う。もちろん俺も戸惑った。



しかし一緒に頑張ろう、努力して乗り越えようと言ってくれた。偽善でもなんでもなく、がっちり受け止め支え続けてくれている。



とても嬉しかった。
だから今では病気について隠さず、悪い事であっても良い事であっても全て話している。



調子が悪い時は一緒なって悩み出来る事は精一杯やってくれるし、調子が良い時はまるで自分の事のように喜んでくれる。



きっと時には面倒くさい時もあるだろう。嫌になる時だってあると思う。



でも顔には出さずにいてくれている。



ほんとに感謝してもしきれない。



きっとこの先も、この病気が治るまでは地道に戦わなくてはならないだろう。



毎日のように彼女の手を借りる日は来る。
しかし病気で手を焼かせてる分、他の事で助けてやらなければと思う。甘えてばかりはいられない。



果たして今は何か出来ているのかな。



私事で長々と書いてしまったが、薬を塗るにしても何にしても、信頼出来る良き理解者がいるのは凄く心強いと言う事。



それが言いたかった。