小さな星屑 #39 | 大仏マンのお遊戯

大仏マンのお遊戯

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そして、大会当日を迎えた。
大会前の最終チェックということで、蒼太達は学校に集合していた。


「それじゃあ、そろそろ行くか」


そう言うと蒼太達は、会場へと向かった。






「そうだ。お前ら今日、誰か見に来ねぇのか?」


会場に向かう途中、蒼太が皆に尋ねた。


「俺のところは、弟達が見に来る」


鋏介は答えた。鋏介の家は5人兄弟で鋏介が一番年上だ。実家は八百屋で両親とも忙しく、今日は中学生の弟が他の兄妹を連れて見に来るらしい。


「僕のところは、お母さんが。晴れの舞台だから絶対見に行くって、張り切っちゃって」


純は少し照れながら言った。今まで内気だった息子が、急にダンスを始め、大会に出るということで、母親も相当嬉しいのだろう。


「風間のところは?」

「さぁ?来ないんじゃないの?うちは基本的に『好きにすれば』っていう家だし」


心平は頭に手を乗せながら、言った。


「蒼太君のところは?」

「あぁ。一応母さんには連絡したけど、今ロンドンだから帰れそうもないってさ」

蒼太は少し残念そうに言った。
そうこうしている内に、会場が見えてきた。

「見えてきたぞ」

「よし、それじゃあ、いっちょこの天才、風間心平様が暴れてやりますか」

「なんだか楽しそうだな」


突然、蒼太達の目の前に現れたのは、以前心平に焚きつけらて、比奈を連れ去った男たちだった。


「お前らには借りがあるからな。きっちり返させてもらうぞ」


男たちが蒼太達に近づいてきた。


「どうすんだよ!!受付終了まで時間ないぞ」


蒼太が焦りながら言った。








カラン、コロン

すると、蒼太達の後ろから空き缶が投げ込まれた。突然投げ込まれた空き缶に驚いた男たちは立ち止まった。


「全く、ちょっと茶化してやろうと思って来てみたら」


そう言って後ろから現れたのは、学だった。


「お前らは、さっさと会場行ってこい」


学は蒼太達の前に立つと、そう言った。


「悪い、宍戸」


蒼太達は学に謝ると、先を急いだ。


「あぁそうだ、牛島」


学に呼ばれ、隼人は立ち止まった。


「俺、またバスケ始めたから。だから、首洗って待ってろ」


隼人にそう言うと学はニッ、っと笑った。


「待ってるよ」


そんな学に隼人も笑って答え、すぐに蒼太達を追いかけた。