2024年9月22日。(初)
【住所】熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
【最寄駅】宮地駅(JR豊肥本線)
【駐車場】あり(有料ですが30分まで無料)
※北側の鳥居
※楼門
※拝殿
※本殿(一の神殿)
※境内社
※えんむすびの松
※水
【創建】孝霊天皇9年(紀元前282年)
【祭神】健磐龍命、阿蘇都比咩命ほか10柱、全国式内社祭神3132座
【社格】式内社(名神大1社、小1社)、肥後国一宮、旧官幣大社、
別表神社
【神徳】満願成就、縁結び
【境内社】山王社、庚申社
【備考】全国一の宮会、阿蘇四社、熊本県三大神社、日本三大楼門
神社巡りでは初めましての熊本県(過去、バイクで2回)。
とはいえ今回の目的地は宮崎県でして、その途中に寄らせていただきました。
健磐龍命の子で、初代阿蘇国造に任じられた速瓶玉命(阿蘇都比古命)が両親を祀ったのが始まりだそうで、他にも多くの神さまがお祀りされてます。
詳細は以下の通り
◯一の神殿
一宮:健磐龍命- 神武天皇の孫
三宮:國龍神 - 二宮の父、神武天皇の子
五宮:彦御子神 - 一宮の孫、阿蘇大宮司家につながる
七宮:新彦神 - 三宮の子
九宮:若彦神 - 七宮の子
◯二の神殿
二宮:阿蘇都比咩命 - 一宮の妃、三宮の娘
四宮:比咩御子神 - 三宮の妃
六宮:若比咩神 - 五宮の妃
八宮:新比咩神 - 七宮の娘
十宮:彌比咩神 - 七宮の妃
◯諸神殿
十一宮:速瓶玉神- 一宮の子、初代阿蘇国造
十二宮:金凝神 - 一宮の叔父(綏靖天皇)、皇統につながる
見事なまでの一族経営ですね。
『日本三大楼門』に数えられる楼門は、神社では珍しい仏閣の様式で建てられた二層楼山門式だそうです。
そんな楼門や拝殿は、平成28年(2016年)の熊本大地震の影響で全壊したそうですが、令和5年までに再建されたそうです。
阿蘇山山頂に奥宮である阿蘇山上神社があり、式内社「健磐龍命神社」は同社ではないか、つまり当社の根源は阿蘇山山頂にこそあるのではないか、との説があるそうです。
とすれば、元々あった山岳信仰のお社を速瓶玉命があれこれ理由をつけて乗っ取ったということも考えられますね。
参道の北側はそのまま門前町商店街になってまして、ご飯屋さんやお土産屋さんもたくさんあります。
のんびり散策するのもよろしいかと。
※授与所でいただきました