こんにちは。

 

ことだま師の

前田大介です。

 

 

 

先日一般公開された大嘗宮に

約78万人(18日間)の参観があったそうです。

【大嘗宮ツアーブログ↓】


動画あり!これで見納め大嘗宮ツアー



平成の時より34万人多かったとのこと。

(以前は公開されてたことすら

知りませんでしたが)

 

 

それだけ今回は関心が高かった

ということですね。

 

 

これも生前退位からの新天皇即位という

祝賀ムードの流れがあってのことだと感じます。

 


改めて

上皇陛下のご決断に敬意を抱きます。

 

 

 

 

その大嘗宮ですが

ほどなくして解体作業に入るそうで、

 


宮内庁は

大嘗宮に使われた木材の大部分を


「資源の有効活用を進めていく」ために

バイオマス発電に利用すると発表しています。


(バイオマスとは、生物を意味する「bio」と

量を意味する「mass」から成る言葉で、

化石燃料以外の生物由来の再生可能資源を指します)

 


 

 

では、

そもそも何故十数億円もかけて

大嘗宮を建てるのか?

 

 

色んな考えはあると思いますが

神道学者の高森明勅さんはこういってます。

 

 

『大嘗祭で祭られる皇祖神を

“より”丁重に「おもてなし」する為だ。

 

神道の考え方では、

丁重に神をおもてなしする為には、

「清らかさ」が何より大切だ。』


 

 

やはり神様は「清浄」な場を好むんですね。

 


毎年の新嘗祭は

皇居内の神嘉殿(しんかでん)という

常設の建物でおこなわれています。

 

 

新嘗祭は

一年の五穀豊穣と国民の平和と安寧を祈る

宮中祭祀の中でも一番大事なものの一つです。

 

 

本来はこの儀式も新しい建物で

行いたいところですが

さすがにそれは出来ません。

 

 

せめて

天皇のご一代に一度限りの

大嘗祭だけでも、最も望ましい形、

 

 

つまり未使用の新しい斎場=大嘗宮を設け、

そこで大嘗祭を、普段の新嘗祭よりも、

更に一段と丁重かつ厳粛に行うべきである、

と考えられて来たようです。

 

 

 

この祭祀が

いかに重要なものかが理解できれば

「経費をかけてまでやることか」

という批判は的外れであることが分かります。

 

やはり

「知ることの大事さ」

を感じます。


 


 

「みんなの幸せのために神様をお迎えする」

 

 

この発想は

毎年この時期、各家庭で行われる

「大掃除」にも繋がります。

 


一年間、

家族の幸せと安寧を願って、

新年年明けに

「歳神(としがみ)さま」を

家にお迎えします。

 

神さまは「清浄」を好みます。

 

なので普段目の届かない家の隅々まで

掃除をして、清らかな空間にします。

 

 

つまり「大掃除」は

神迎えの準備をするという

大事なご神事だったんですね。

 

 

そう思うと

少し重たい腰が上がりませんか(笑)

 

 

私は毎年

自分にそう言い聞かせて

大掃除をやろうと思っていますが、、、

 

やはり後回しになってしまいます(^_^;)))



 

令和新時代の神様を

より丁重にお迎えするため、

 

今年は大嘗宮に

想いを馳せながら

自分の宮を磨きたいと思います。