みなさん、こんにちは(*^^*)

ことだま師の大介です。

今日は少し長文です。お時間あるときに良かったらm(__)m



アドラー心理学の岸見一郎先生をご存じでしょうか。

「全ての喜びは対人関係から始まる」

現在80万部以上印刷されている『嫌われる勇気』の著者です。


昨日、京都での3回目の講演会に参加してきました。

岸見先生の講演は3時間のうちの、1時間半を質疑応答に充てるんです。
(あまりこういう形式は聞いたことがありません)

前回の5月、嫁を誘って参加し、終了後岸見先生と嫁とのこんな会話がありました。


嫁:「みなさんのようなカッコいい質問をしたいんですけどね・・・。」

岸見先生:「まずは手を挙げてみることですよ」

嫁:「緊張して質問が思い浮かびません」

岸見先生:「手を挙げて当てられたら、『質問忘れました』でもいいんですよ」


岸見先生の柔らかい雰囲気に、思わず涙する嫁。横にいた私も少しびっくり。

普段人前ではほとんど泣かないはずの嫁が、何かに反応したのです。


実は、この出会いが、嫁にとって大きなドラマを生み出すことになったのです。

※5月の時のやや緊張した嫁の顔↑


そして、昨日の講演会。

友達の淳ちゃんも一緒に3人で着席しました。

いつもと同様、前半は岸見先生のお話。

恐らくこの間、嫁の心中は穏やかでなかったはず。

そして質疑応答の時間。

司会の方から「質問のある方」との声。

ちらっと嫁の方を見ると

「無理無理」

みたいな表情(笑)

「まあしゃーないか」と私。


その間、次々と手があがり、次々と質問に答える岸見先生。

その答えは、決して上から目線ではなく、

かといってオブラートに包むでもなく、

最大限、相手を尊重し、あたかも長年寄り添ってきた友達のようなアドバイス。


自然と会場が一体感に包まれたのでした。

そして司会者より、

「時間が参りましたので、最後の1人にさせて頂きます」

すると不思議と、今まで途切れなかった挙手がピタッとおさまったのです。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


「ん?」

と、一瞬、間が空いたのち、司会者がこちらに歩み寄ってきます。


すると手に持ったマイクを、震えながら手を挙げている嫁に渡したのです。

「わぁ・・・」


「挙げたなぁ、すげぇ、手、挙げよったなぁ・・・・」


嫁の性格を一番知っている私は、かなりその行為に心が震えました。

彼女はこういう場面での発言を、もっとも苦手としているからです。


嫁:(相当震えながら)「・・前回、言って頂いたことを・・行動に移してみました・・」

「・・質問はないのですが・・まず手を挙げてみること・・。」


岸見先生:「いいですね。「質問をしないでいい」という理由を大概の人は考えます。」

「たとえ失敗したとしても、手を挙げなくて後悔するのと、手を挙げて失敗するのは大きく違います。何かをやって後悔する方を選んでほしい。やらなくて、やればよかったという可能性に生きて欲しくない」

「ましてや少なくとも、今この会場にいる人たちは、あなたのことを悪く思う人はいないと思います。きっとそうだと思いますよ」


嫁:【涙声】「前回先生より伺ったお話、「普通であることの勇気」を職場で実践して、ずいぶん楽になりました。今日も、勇気を出して手を挙げてみました。(涙)」

私:(すごい!よくやった!素晴らしい!)


するとその瞬間、会場から大きな拍手がわき起こりました。

岸見先生;「日本での講演会で、こういう拍手が起きたのは初めてです(笑)」

嫁:「ありがとうございました!」



たった一歩を踏み出す勇気というのは、人それぞれに難しさがことなります。

人が簡単にできていることを、自分も簡単にできるとは限りません。

また、自分がさらっと出来ることも、人によっては命がけの勇気が必要なことかもしれません。


ただ一つ言えることは、純粋に何かにむけて挑戦しようとする人の姿は、

人に何らかの感動を与え、

応援したくなる気持ちを起こすのだなと。


身内のことながら、

るみちゃんよくやった、本当にありがとう。感動しました。




岸見先生の言葉に

「今、この瞬間を精一杯生きている人は、明日のことを考えない。」

先どりはしなくていい。



「今、ここを、真剣に生きる」



最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(__)m

ちなみに、次回は11/27(金) 13時30分~
in京都キャンパスプラザ
詳細、申し込みはこちら

※昨日の晴れやかな嫁の顔(一番左)↓