今年も新日本プロレスの“夏の本場所” こと「G1クライマックス」が始まる。
毎年過酷さを増すG1。まさに「死のロード」という趣だが、今年は遂に「アメリカ上陸」「1ヶ月超えの長丁場」となる。選手の体力、そして精神力は大丈夫だろうか。
もっともA・Bブロックに分けられ、公式戦は連戦とはならない形式なので、少しは負担が軽減されるだろうから数年前よりはマシなのかもしれないが、それにしてもハードなシリーズだ。
ということで、優勝者を考えてみたい。
個人的には、いよいよ本格参戦を果たすKENTAに注目せざるを得ない。まさに「待望の参戦」なわけだが、残念ながら、今のKENTAが優勝戦に進出する可能性は極めて低いだろう。
しかし、1戦、1戦がすべて「夢のカード」。会場満足度は確実にNo.1の試合を作ってくれると信じている。
実はこのブログを初めて初期の頃、もう6年半も前にこんな記事を書いている。
■「プロレスはつまらなくなったのか?」
https://ameblo.jp/daiaryofamadman/entry-11369259121.html
その当時に「注目すべき3人のレスラー」の名前を挙げているのだが、その一人がKENTA。(もし、興味をもたれた方がいらしたら、他の2名はリンク先を確認してみて下さい)
随分と時間がかかったものだが、ようやく機が熟したと考えたい。
この決断に一部のファンから批判めいた言葉が出ているらしいが、Twitterでも書いたとおり、「夢を描いて出て行った」KENTAが志半ばでそのまま古巣に戻るようなことをするはずがない。
単にギャラや待遇で新日本を選び、NOAHを蹴ったのだとしたら、昨年の「丸藤20周年」に参戦するわけがないでしょ。
ある程度の満足感を得られたら、必ずNOAHに「外敵」として戻ると思うから、NOAHファンはもう少しだけ待ってあげて欲しい。
優勝者予想に話を戻す。
多くの「有識者」が各方面で「IWGP王者の優勝は無い」「初参戦選手に優勝は無い」「シングルベルトの保持者に優勝は無い」「(初期の蝶野正洋は例外として)2連覇は無い」などと予想しているが、当ブログもその意見に1票を投じたい。
つまりオカダ・カズチカ、内藤哲也、棚橋弘至、ジョン・モクスリー、石井智宏、ウィル・オスプレイの優勝は無いということになる。
巷では「飯伏幸太待望論」「ジェイ・ホワイトがIWGPを落としたのはG1のため」という声が多いように思うが、これも共感しないわけにはいかない「正論」だと思う。
しかし本音では「ジェイの優勝だろうな」と思いつつ、あえて期待を込めて予想しておきたい。
2019年、令和初のG1覇者は・・・
SANADAだ!
新日本初登場からのモヒカンをやめ、真田聖也時代を彷彿させる髪型に戻したのは、来たるべきベビーターンを目指してなのか、単に飽きただけなのかは分からないが、新日本参戦から3年を超え、その実力を存分に発揮するのは今のような気がする(気のせいかもしれないが)。
少しずつキャラ変しているのも、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)脱退を見据えてのことだとしたら、全てが腑に落ちる。
ということで、SANADAが優勝戦に進出した場合、その相手は当然、内藤哲也しかいない。(まんま飯伏にも当てはまるが)
盟友にして最大のライバルを下してLIJ脱退を高らかに宣言する。
そんな“真夏の夜” は、果たして夢と化すのか、現実になるのか。
今年の夏も楽しみたい。
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