久々にイヴ・ダンカンシリーズが出ると知って、無駄にしてはもったいないと
焦って読み始めた Blind Alley 、原書を買ったのはずっと前で
去年の12月ごろ一度チャレンジしているのですが、数ページでギブアップしていた
その時断念したのは、読み始めてシリーズの流れは覚えていたものの
イヴの養女になったジェインがいつ、どういうきっかけで登場したのかとか忘れてしまっていて
前作を読みなおさなければダメだこりゃぁ~とあきらめたんだと思いだし
今回は第1話目の「失われた顔」 The Face of Deceptionはパスして
続く第2話「顔のない狩人」 The Killing Game は再読
第3話「爆風」 The Search もパスして
4話目の「嘘はよみがえる」 Body of Lies を再読してから
おさらいもきっちり済ませての第5話目に突入
本当に突入と言いたくなるほど、実はこのシリーズ読むのはある意味覚悟が必要
おさらいをしつつ今回の登場人物は
まずこのシリーズを通してのヒロインであるイヴ・ダンカン Eve Duncan
(23の時娘のボニーが失踪、それから十年後が「「顔のない狩人」その7年後だから40歳かな)
ヤク中の母親が15の時産んだ私生児としてアトランタでも悪名高いスラム街で育ち
自分も16の時母親と同じように私生児(ボニー)を出産(祖母もだから親子3代不幸の連鎖?)
それをきっかけに逆境を跳ね返すようにまっとうな生き方を目指し
昼は働き夜間は通信大学で勉強という努力の末スラム生活から抜け出す
だが卒業を目前にした頃、7歳の娘ボニーが失踪(遺体も発見されず犯人も不明)
そこで挫折するかとおもいきや、大学に戻り、必死の努力で成功をつかむ
ジョージア州で美術の学位を取得し、コンピューターによる加齢顔画像作成のスペシャリストとして
バージニア州アーリントンの{失踪児童及び虐待児童情報センター}から認定を受けている
アメリカ有数の復顔彫刻家のもとで訓練を積んだ後、復顔像製作上級スペシャリストとして認定され
コンピューターやビデオをつかったスーパーインポーズ法画像作成のほかに
粘土による復顔像製作や、写真をもとにした加齢顔画像作成の依頼もこなし
過去には実績が注目されてCBSの「60ミニッツ」でも特集されている
(現実で「60ミニッツ」といえば、名物キャスターのアンディー・ルーニーさん亡くなられたのですね
まんま人の良いおじいちゃんって感じのルックスで、ウィットにとんだお喋りが楽しかったけど
92歳なら大往生ってことなのかな、日本だと80歳や90歳のキャスターやコメンテーターなんて
ありえない感じだけど、年齢に関係なく才能とか人柄で仕事が続けられるあちらってすごい!)
卵形の顔に肩までの髪は赤っぽい茶色、金属フレームの眼鏡をかけている(かけてたんだ~)
そんなイヴを死ぬほど(まさに文字通り)愛しているジョー・クイン Joe Quinn 41,2歳か(?)
「失われた顔」では、妻がいる身でも、ボニーの事件以来イヴの友人として常にそばにいて
イヴに仕事を依頼した大富豪ジョン・ローガンの存在には相当やきもきしたはず
(そもそも彼が結婚した理由は、仕事と娘の行方にしか興味がないイヴに女友達がいないため
ダイアンと結婚すれば、夫婦としてイヴのそばにいられるという究極の選択だったと後でわかる)
1話目でヒーローかと思われたジョン・ローガンが大富豪という印象が強かったせいか
ジョーは一介の警官で、ローガンと比べるとヒーローとして不利か?くらいに思っていたら
結構裕福な家庭に生まれ(両親はすでに死亡、事故で死んだということでもその詳細は不明)
ハーヴァード大卒業後 特殊部隊の経験を経てFBIに入局
イヴの娘ボニー誘拐事件を担当
ボニー殺しを自白したフレイザーが遺体の場所を明かすことなく死刑になった後
FBIを辞職しアトランタ市警に移る(これもひとえにイヴのそばにいるため)
アトランタの郊外に、湖を囲む一帯の土地とコテージを所有
アトランタ市内には豪奢な高層マンションの7階の一室も所有
「顔のない狩人」では、「失われた顔」の事件後
1年くらいローガンのもとで休養していたイヴを、断れない事件で誘って無事取り戻し
事件解決に協力することになったイヴに、ダイアンとは三ヶ月前離婚したことを知らせる
(この時点で、イヴのジョーへの気持ちは、兄弟のようであり長年戦ってきた同士のようでもあり
そばにいて当然の人ではあっても、既婚者であったために性的な対象として見ることはなかったが
イヴのために必要となればライバルにさえ彼女を委ねられるジョーの忍耐の愛を知ることになり
ジョン・ローガンを選ぶかジョー・クインを選ぶかの選択を迫られた時、選んだのがジョー)
「嘘はよみがえる」では、イヴいのちのジョーが、イヴのためにとしたことが裏目に出て
再びイヴはジョーを足蹴にして、しっかり事件に巻き込まれていく
ジョーの手配とはいえ、ここではあのショーン・ガレンに守られる(これも超むかつくイヴの女王蜂気質)
このお話ではジョーと養女になっていたジェーンがまさにネグレクト状態で可哀そう過ぎた
さすがのイヴも最後には反省してたけど、ジョーは許しても私は許しませんことよ!
(だってですよ、ジョーがしたことのせいとは言え、彼に怒ったイヴが一人にして!と逃げ出し
気をもむジョーが頼ったのがローガン、そのローガンが派遣したボディーガード役ガレン
拒まれてもイヴのそばを離れないジョーは、ガレンにイヴとの仲をほのめかされただけでも嫉妬の嵐
それでも苦悶の末イヴがガレンを恋人にしたいなら受け入れるしかないとか・・・
も~ぅ、ジョーったら涙がチョチョ切れるほどの耐える男だわ~、ほんとに献身度200%の勢い)
物静かで人当たりがよく、鋭気が無いようにもみえる外見の裏に
剃刀のような鋭い知性と明敏さを隠している
(1話目はともかく、2話以降に関してジョーに対するイヴの態度はむかつくし
何故イヴがいいのと問いたいくらい、コケにされても無視されてもイヴ命のジョーには頭が下がる)
同じく「顔のない狩人」でイヴが関わることになった連続殺人犯ドンに狙われることになった
10歳の少女ジェーン・マグワイア Jane MacGuire
この時は5軒目となる里親のもとで暮らしながら、路上で暮らす6歳のマイクを密かに世話していたが
里親のフェイ・シュガートンが犯人によって殺されたため、イヴたちに保護されることに
(父親から虐待を受けていたマイクは、この後イヴの母サンドラとロンのカップルに引き取られている)
12歳の時イヴの正式な養女となって、イヴやジョーとともに暮らしている(現在17歳)
輝く茶色の瞳 逆三角形の顔に形のいい唇、頑固そうな顎 赤茶色の髪
(オードリ・ヘップバーン似らしい)
Mark Trevor スコットランドヤードの刑事と名乗るが実は・・・ (30前?)
背が高く広い肩幅で男らしい、警官というよりモデルか俳優のようなハンサムな外見
知性のきらめく瞳と、笑顔が人を引き付ける
*これまではイヴが犯人に狙われるパターンでしたが、今回の犯人が狙うのはジェーン
始まりは顔のない遺体が発見され、それに酷似した未解決事件が過去に英国でも起こっていたことがわかり
その顔なし遺体の復顔をすることになったイヴが完成させた顔は、ジェーンにそっくりで
英国の被害者たちの顔もすべてジェーンの姉妹といってもいいほど似ていることがわかる
英国で起きた事件の詳細を知るスコットランド・ヤードのトレヴァー警部と連絡をとると
すぐにアトランタまでやってきたトレヴァーは、アルドと名付けた犯人の狙いがジェーンであることを教える
魅力的なトレヴァーが会う前からジェーンに強い関心を持っていると知りイヴは不安を覚えるが
彼に会って会話を交わしたジェーンは本能的に信じられる相手だと判断する
だがトレヴァーが本当はスコットランド・ヤードの警部などではなかったことがわかり
イヴとジョーは彼が犯人なのかと疑うが、ある目的のために独自でアルドを追い続けるトレヴァーは
ジェーンこそがアルドへの近道だと考えていた
連続殺人犯アルドと、謎の男トレヴァーには2千年も前に死んだ女性Ciraという共通の関心事があって
アルドの目的がジェーンを殺すことだと知るトレヴァーは彼女を守ると誓うが・・・*
今回イヴとジョーは脇役的存在で、ジェーンとトレヴァーがほぼメインカップル
そうはいっても17歳と30男(一歩間違えればロリコン呼ばわりされそう)ではロマンス部分は無きに等しい
ですがジョハンセンのヒストリカルでお馴染の、少女と10歳くらい年上のカップル予備軍というふうに見れば
トレヴァーに関しては言動の端々にジェーンへの抑えがたい思いが伝わったり
17で恋もまだ未経験のジェーンにとっても、惹かれるけどどういうものかわからない的な
いつものヒストリカルの脇カップルパターンとして、温かく見守ってみるのもいいかと思ったりもして
実はなかなか読めなかった理由がイヴのキャラにむかつくだけでなく、米アマゾンのレビューが散々で
特にネガティヴなレビューから読むことにしているので、その批判が半端じゃなかった
え~~そんなに17歳と30男は受け入れられないの~?とちょっと驚いた(あくまでネガティヴレビューです)
まあそれだけでもなく、批判する人は他の部分でも文句タラタラで、そうするとその部分が目につくことに
とはいえ、読み終えてみれば予想していたよりも散々ではなかった(低評価を先に読む理由)
ジェーンが17歳とは思えない大人びた口調でも、それは子供の頃からサバイバーだったから理解できるし
イヴの養女になったとはいえ、ボニーが一番のイヴからは常に2番手の存在であることも確かで
普通の10代の少女に比べて、気遣いが過ぎるのは痛々しいけど、理解できる
トレヴァーに関しては、大人びているとはいえ17歳というジェーンの年齢をわきまえての行動は納得できた
ただし!
イヴの女王蜂気質(本当にジョーは働き蜂みたい)がやはりジェーンにも影響してしまっているのか
ジェーンの場合は大切な人々を思いやるあまりってことなのですが
自ら危険に身をさらすってところは、これもお決まりのパターンでした
そして最後まで読んで驚いたのが
事件は解決したのに、ジェーンとトレヴァーのカップルが成立しなかったこと
なんだか拍子抜けで、おまけで付いていた次回作の初めの部分を読んでみるとこれまたビックリな展開
(ジョハンセンさんも金儲け主義に走ってしまったのか?次回に持ち越しですか?どこまで引っ張る?)
続く第6話目 Countdown では、4年後の設定で、ジェーンはハーヴァードに通う21歳
トレヴァーとは連絡さえとっていなかった様子(まだ冒頭のみしか読んでないので)
そして運命のお相手もどうやらトレヴァーではなさそう(これは相当ショック!)
前作で解明されなかった Cira についても、話の中心となるようで
そう言えば、前作で数あった疑問がそのままになっていたと今頃気づいた
そしてイヴの母サンドラとロンが引き取ったマイクも18歳、その彼がなんと~!!ってこれまた衝撃の展開
残念ながら Blind Alley 同様、評価は低い
第7作目が Killer Dreams (イヴ・ダンカンは登場するのか?)これは見落としてた未購入
第8作目の Stalemate では、またまたイヴがジョーにむごい仕打ちをするようで
ここまでは原書をゲットしてあるので読む予定ではありますが
6話目と8話目の内容次第では、もうこのへんでイヴ・ダンカンシリーズはあきらめるべきかと迷いそう
逆に突っ込みどころ満載だから、そこを楽しむとかいいかもしれないけど
サスペンスの中に混じるほんのちょっぴりのロマンスの描き方が好きだからと目をつぶってきたけど
イヴに関してはこれ以上女王蜂気質が続くなら、もういいかと
でも、ボニーの犯人も知りたい気もするしと本当に迷う
さらに久々に作者のHPをチェックして知ったのが、The Killing Game (顔のない狩人)のドラマ化
あちらではすでにオンエアされたようで、感想を知りたいような知りたくないような・・
なんとイヴ・ダンカン役が、 That '70s Show のドナちゃんとは~~(ドナちゃんは好きだったけど・・)
金髪は染めるのか?、美人だけどコメディ俳優さんのイメージ強いし、納得できるか・・・
肝心のジョー・クイン役は Ty Olsson (出演作が多く、観たものもあるけど思い出せず)
う~ん、期待していいのか、しない方がいいのかわからないとしか言えない
イヴの母親サンドラ・ダンカン役が ナオミ・ジャッド
(アシュレイ・ジャッドのお母さんで、もう一人の娘ワイノーナさんとザ・ジャッズのボーカルも)
改心したサンドラさんに関しては、誰がやっても文句はないかな
ジェーン役は Jamie Bloch (ケネディ家に出ていたのね、綺麗な子役さんで一応納得)
ボニーの役名もあるから、声のみの出演なのかな
原作に忠実なのか、はたまた別物となるのか?
どちらにしても観られるのは何年も先だろうとすでにあきらめてます
それよりなにより、驚きの発見は
アイリス・ジョハンセンさんご本人が女優としてノルウェイのTVドラマに出演していらっしゃったということ
ウィキにもプロフィール詳しく載ってないし、出身がノルウェイなのかと想像するしかないけど
まさかの女優さん?ってびっくりでした