サッカー:鄭大世Kリーグ入り? 韓国勢の欧州進出も加速
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来年1月から始まる欧州サッカーの冬の移籍市場が、韓国プロサッカーKリーグにも影響を及ぼしそうだ。このところKリーグ16チームの監督のうち10人が交替したKリーグでは、各チームとも本格的な立て直しや再編に乗り出す一方、Kリーグでプレーしていた選手たちは欧州進出を打診している。
Kリーグ入りの可能性がある選手のうち最も注目されるのは、ドイツの2部リーグ、ケルンでプレーする北朝鮮代表の鄭大世(チョン・テセ)=28=だ。今季は所属チームで5試合の出場にとどまり、韓国Kリーグの舞台に目を向けている。現在は水原サムスンと大田シチズンが鄭大世の獲得合戦を繰り広げている状態だ。鄭大世は来年のアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)出場権を獲得した水原でのプレーを希望しているが、所属チームのケルン側は、水原の提示した移籍金30万ドル(約2600万円)よりも高い「30万ドル+アルファ」を提示した大田を選びたがっているという。
Kリーグのユン・ビッカラム=城南=と尹錫栄(ユン・ソクヨン)=全南=は、今冬の移籍期間に欧州進出を狙う。昨年から欧州のクラブと接触し始めたユン・ビッカラムは代理人を通じ、ポルトガルのブラガ、ドイツのベルダー・ブレーメンなどと移籍交渉を行っている。城南が決めたユン・ビッカラムの移籍金の最低額(20億ウォン=約1億5900万円)を出す意向のあるクラブがあるかどうかが鍵だ。
尹錫栄はロンドン五輪で銅メダルを獲得したU23(23歳以下)韓国代表の主力として活躍し、五輪が終了すると早速マンチェスター・シティー(イングランド)など欧州の複数のクラブからラブコールを受けた。サイドバックとして安定したマンマークや鋭い攻撃参加を見せたのが高評価につながっている。尹錫栄は当時「(欧州に行くのは)チームを2部降格の危機から救ってからにしたい」として、欧州進出を先延ばしにした。現在はイタリアのACミラン、イングランドのトッテナムなどが尹錫栄の獲得に興味を示しているという。尹錫栄は「お金や球団の名声(を重視するの)ではなく、出場時間が保障されるチームに行きたい」と話している。