まいどー、今更ながらルックバックの感想しよかしら
ただいつも通り面白いとか面白くないとかの話はしませんのでご了承下さいませー
否定的に書いとるように読めるかもしれへんけども決してそんな事は御座いません、商業的な作品の性質の説明するだけやからなー
映画も公開されたっちゅー事でTwitterでは称賛の嵐で御座いました、しかし称賛しとるのはほとんどがクリエイターの方やと思いますー
まずは商業的なお話やけどもこれがクリエイターものは基本的に売れへんっちゅー原因の一つであるオタクエコーチェンバーになっております(白目)
話題になった藤本作品の映画化っちゅー事である程度の興行成績はあると思うけども漫画好きとかクリエイターの間でしか木霊せーへんよってに大ヒットは出来へん
注目すべき点に凄いアニメーターの方が作画されたっちゅーところがあるんやけども一般の方は別に作画を見に来る訳やあれへんからなー
一般の方からすればクリエイターの話っちゅー興味が無いジャンルの時間が短いアニメで御座います
通常の映画であれば90分とか120分とかあるんやけどもたったの58分、それにお金を払おうと思う一般の方はほとんどおれへん(白目)
今回は好きで作っとる作品やから商業作品っちゅーよりも同人作品やからそれでも別にええんやけども商業的に見ればかなり厳しくなっておりますー
これを読んでクリエイターもの描いたら売れへんから要注意やでー、原作が藤本作品っちゅーネームバリューで成立しとるだけやからなー
あとアニメとか映画はスポンサーが金出しとるから始まる前にマネタイズが終わっとるよってに、始まってからマネタイズせなアカン漫画と同列に扱ってはいけません
そして映画に関しては作品を観るっちゅーよりも作品の背景を観とる人がほとんどになるよってに余計に一般の方には伝われへん(白目)
さっきも言うたけども作画が凄いなんて一般の方は誰も気にせーへんからなー、そこを評価せーっちゅーのは無理なお話
メイキングとかクレジットまで観る映画好きならともかく普通の映画見る時でもスタッフの凄さとか努力なんか気にせーへんと思う
せやからルックバックも創作が好きなクリエイターさんの間では絶賛されるけども創作に興味の無い一般の方とは評価がかなり乖離してしまうと思いますー
これがチートの差、一般の方向けのチートの無い作品では一般の方に興味を持って貰われへんねんなー商業的にはそんな感じ
次はクリエイターさんにめちゃめちゃ刺さる要因なんやけども、その一つが藤本センセの作品の構造である究極の設定と展開の漫画
それはキャラクターは薄いんやけども設定と展開がめちゃめちゃ面白いっちゅーところ、簡単に言うと外側がめちゃめちゃ派手やけども中身は無い状態(白目)
藤本作品を読めば分かるんやけども話は面白いんやけど常に何の目的も無いのが分かると思う、面白いけど冷静に考えたら結局これ何の話?っちゅー感じ
通常の作品はキャラクターが目的を持って話が進むよってに何の話かは分かるんやけども、藤本作品のキャラクターには目的が無いから最終的には何の話かが分かれへん
キャラクターやのーてストーリーで話が進んどる状態、これはルックバックでも同じでそこがクリエイターさんに刺さる要因の一つ
クリエイターさんが特に感動してまうのは自分自身を主人公に投影してまうから、ストーリーはクリエイターあるあるで構成されとるからクリエイターさんの共感がえげつない(白目)
あるあるネタっちゅーのは最強のチート、才能に関する云々とか創作に対する周りの評価とかクリエイターなら全員経験した事あると思う
ルックバックのストーリーを自分自身に投影しとるよってに誰かの話やのーて自分の話を観とる感覚になってまうんやなー
そしてそれに拍車を掛けとるのが前述したキャラクターの薄さ、キャラクターがハッキリしとると観とる人が自分を投影する事が出来へんようになってまう
仮にキャラクターがハッキリしてもーてたらそれは自分ではない誰かの物語になってまうよってにクリエイターさんが自分の話を観とる感覚になられへんねんなー
しかし藤本作品にはキャラクターっちゅー人物がおれへん、あるのはクリエイターを目指してるヒロインっちゅー設定と展開やからなー
キャラクターの中身が無い分観とる人がそこに自分を滑り込ませる事が出来る、せやから想像以上にクリエイターさんが共感してまう訳で御座いますー
そして最終的には死ぬっちゅー最強チートを使た悲劇的展開、報われへんっちゅーのもクリエイターさんあるあるやから感動するのは必然っちゅー感じ
ただクリエイターさんが共感出来過ぎて面白く感じてまう反面、クリエイティブに興味ないとかやった事ない人には余計に刺されへんねんなー
クリエイティブっちゅー題材に興味ない人が興味持つのはキャラクターなんやけどもそれがおれへんよってに
面白さのメインがクリエイターあるあるだけになってもーとるからなー、創作した事無い人が観たらそんなん知らんがなの連続やとは思う(白目)
こんなとこやろか、ただこれを成立させたのは藤本センセの漫画やからなー原点こそ頂点で御座いますー
ここまでクリエイターさんに刺さる作品を描ける藤本センセの漫画力の高さはホンマに漫画の悪魔やでー
こんなとこやろか、ワイの感想文的にルックバックはクリエイター向けの特化型チート作品となっておりますーオーバーキル(白目)
しかしアニメーターさん然りスポンサーさん然り、色んな人にこの作品のアニメ映画を作りたいと思わせてしまう藤本センセの才能の恐ろしさは凄いこっちゃで
そう言えば連載中のチェンソーマンは予想通りナユタさんが美樹ちゃんになってもーた
この調子で第一部のキャラクター全滅させた方が藤本センセも描きやすいと思うけども(白目)
果たしてどうなるのか、今後の展開も楽しみにやでー