まいどー、久しぶりに漫画家さんの感想で御座いますー


他にも漫画家さんのリクエストあるんやけども女性向けの作品はそこまで読んでへんからまた読んだ時にしてみます(白目)


今回はみんな大好き福本センセの感想してみますー、代表作で一番有名なのは映画化もアニメ化もしとるカイジやろか



他にも天とか金と銀とかアカギとか涯とか零とかよーさんヒット作品が御座いますー、よくネタにもされるよってに知らん人はおれへんやろなー



とりあえずワイの感想文的には完全なる漫画力タイプ、せやから下手と評価される事もあるんやけどもそれはオリジナリティが凄いっちゅー事の裏返し


誰がどう見ても一発で福本センセの絵と分かる作風、特に横顔の描き方は唯一無二のデザインやからな(白目)



Wikipediaでもキャラクターの作画力は漫画家としては非常に低い書かれとるけども画力と漫画力の違いを理解出来てないんやなー



ちなみに単純に下手なのと漫画力が凄いっちゅーのは全く別物になりますので勘違いしてはいけません


めちゃ簡単な基準は商業誌でデビュー出来るかどうか、商業誌でデビュー出来てない方は漫画力が凄いんやのーて基本的に単純に下手なだけで御座います(白目)


それはさておきまして、大ヒットを飛ばすとか信者が出来るタイプの漫画家さんは基本的にこの漫画力タイプ


特徴的なのがその作者さんだけの発明品がある事やろか、さっき例に挙げた横顔の描き方もそうやしざわざわっちゅー効果音とかぐにゃ~と歪む演出とかやなー


他の漫画には存在せーへん福本作品だけの漫画的表現、天才の発想が生み出す漫画における発明品


もちろん作風もそうなんやけども変わった作風になるっちゅー事はそうしようと思た発想自体が変わっとるっちゅー事と同義



つまり発想が変わっとるからこそアイデアとかストーリーも他の人とはちゃう訳なんやなー


その発想から生まれる今までにあれへん新しさが大ヒットとかそれを信奉する信者を生む訳で御座いますー



そしてよく作品で扱う題材はギャンブル、一部界隈で言われるんやけどもギャンブルっちゅーのは人生の縮図(白目)


せやからギャンブルは福本作品の極限状態の時に出る人間の本質を描くっちゅーのにめちゃ向いとる題材なんやなー



ちなみにギャンブルは最終的には運なんやけどもそれまでの過程が非常に大事、福本作品でも運頼りの勝負は基本的にあれへんよってに


ギャンブルっちゅー題材が面白いんやのーてそこに至るまでの考えとか戦略が面白さなんやなー、せやから博打漫画やのーて戦略漫画と言えるかもしれへん



例えばカイジなんかでは建物ごと傾けるっちゅーパターンがあったけども普通そんなん思いつけへん


そういう非凡な発想が他のギャンブル漫画との一線を画す理由、どうやったらルールをかいくぐれるかとか穴を突けるかっちゅーのはハンターハンターの富樫センセと同じ発想(白目)



その発想で数々の名作が生まれてきたんやけども近年でよく言われるのが福本センセの才能が枯れた説やと思う(白目)


話題になる作品も基本的に過去の作品で近年の作品が話題になる事はあれへん、連載中のカイジもまだ連載続いてるの?っちゅー人がほとんどやと思いますー



それについてやけどもワイの感想文的には才能が枯れたんやのーて描きたいものが無くなったやと思われます、ただいつもの妄想やから注意してね(白目)



初期の頃はギャンブル以外も描いとったんやけども基本的に人間を描くヒューマンドラマなのは変われへん


それこそ天の最終回付近はギャンブル一切してへんかったり、金と銀とかアカギとカイジの初期の頃なんかはそういうテーマ性が非常に高い



人間の本質的な部分を描きたいとか伝えたいっちゅーのが作品からめちゃめちゃ伝わってくる


そしてそれらの作品が終わる頃に始まったのが涯やなー、こちらは初の少年漫画向けの作品となっておりますー



新しい事を始めるのは何かをやり終えてきたからっちゅー理由が一番多いと思います、おそらくこの頃から他の作品の内容にも変化があると思うでー



特に連載が続いとるカイジも初期の頃は人間の本質みたいなテーマ性がメインやったけどもある時期を境にエンターテインメントがメインに変わったと思う


これはアカギも同じで初期の頃はテーマ性が高かったけども途中から鷲巣さんを使たエンターテインメントに変わったと思う(白目)



少年漫画で描いた涯は同じくテーマ性が高かったけども、その後に始まった零はカイジとアカギ同様にエンターテインメント重視になってもーとる


大金を賭けてデスゲームしとるだけで楽しいしエンターテインメント的な面白さはあるけども涯のようなテーマ性はあれへんよってに


そして始まったのが最強伝説黒沢、これは完全なるエンターテインメント作品やなー

 

確かこれの第一部が終わった時に福本センセの何が描きたいか分からなくなったみたいなコメントがあった気がしたんやけども記憶が曖昧


ただそのコメントがあったのであれば正直な気持ちやと思う、ただ何が描きたいか分からくなったんやのーて描きたいものが無くなってもーたんちゃうやろか


そこの変化を指して才能が枯れたっちゅー言い方をされてまうんやと思いますー


昔の自分が描きたいものを描いた作品やのーて、今は読者さんを楽しませる商品になってもーたんやなかろーか


ほとんどの福本センセの信者さんとか読者さんが求めてんのは昔の福本センセの作品やからなー、そう言われてまうの致し方なしではあるやろか


若い内にあれだけの作品を描いてもーたからなあ、描きたいものが無くなったになってまうのもこれまた致し方なし(白目)



若さから来る漫画熱もあったやろしそれと同等のものを今も求めるっちゅーのはなかなか難しい、これはどのセンセも同じで御座いますー



こんなとこやろか、画業が長いセンセの作品の変遷っちゅーのは色即是空空即是色で至極当然


才能が枯れたっちゅーよりも描きたいものを描ききったの方がワイ的には正確やと思いまっせー



とは言え天才なのは変われへんよってにまた何か新しい素晴らしい作品が生まれる事を願っておりますー


ほなまたー