まいどー、質問箱回答編で御座いますー
マガジンで大暮センセの新連載が始まりますー、ご質問は大暮センセは画力タイプなのに１人で描いた方が売り上げがあるのは何か理由があるんでしょうか？
ワイの感想文では画力タイプのセンセは売れにくいとか作画に回る事が多いと表現する事が多いよってにそれに関しての質問と思われますー
まず売り上げに関しては大暮センセの天上天下の連載開始が２７年前でエアギアですら２２年前となる、今の若い新人さんが生まれる前やなあ（白目）
それに対してコミカライズのバイオーグ・トリニティは１０年前で化物語は７年前となるよってに、単純に本が売れにくくなってきた頃に連載しとるのも原因の一つやろか
そしてワイの感想文的なチートでは天上天下もエアギアも現実世界が舞台の学園もの且つバトルもの、分かりやすいエンタメ少年漫画になるよってに人気が出やすい
それに対してバイオーグ・トリニティは近未来SF、現実世界が舞台やからオリジナルSFよりはマシやけども基本的にSFは売れへん（白目）
ある種作画病と言える大暮センセの緻密な画面に訳分からんSFの難しい言葉がよーさん並んだらほとんどの人は読まれへんのやなかろーか（白目）
化物語に関してやけどもハーレムものっちゅーのは基本的にオタク向けになる、強いヒロインが戦う作品っちゅーだけで普通の男性の読者さんは読めへん
せやからそもそもそういう作品を描く事が多い原作の西尾センセ自体が普通の読者さんと相性が悪いんやなー（白目）
それは探偵学園のいろはで証明済みやと思う、あっちもエロのあれへんヒロインだらけのハーレムものやからジャンプさんと相性が悪い
ヒットメーカーではあるんやけども特定の分野限定になるよってに戦場によっては分が悪いやろか
そういう作品を読めるのはいつも言うとるけどもオタクの男性読者さんがメインとなるよってに読者さんの数が少ない（白目）
そして画力に関してなんやけどもSNSとかメソッドが発達した現代では画力タイプの上手いセンセがよーさんおる
それこそマガジンさんは商業主義やから読者さんウケがええ汎用性の高い画力タイプのセンセがめちゃめちゃ多い、漫画力タイプが多いジャンプさんと比較したら分かりやすいやろか
天上天下が連載しとった頃やと大暮センセの画力の高さは他の漫画家さんと比較しても圧倒的やったけども上記の理由で今は画力的に上手い人が多くなってもーた
せやから当時と比較すればやけども現代の平均的な画力レベルを考えると大暮センセが他の漫画家さんと比較して圧倒的に上手いっちゅー印象は薄いと思う
ちなみに当時の画力タイプの二大巨頭は小畑センセと大暮センセやったから画力タイプの新人さんは基本的にこの二人のオマージュが多かった
しかし現代で小畑センセと大暮センセのオマージュする新人さんはあんまりおれへんと思う、それは画力タイプの平均レベルが上がり過ぎたからなんやなー
ただこの二人を画力タイプに分けとるのはあくまで作風とか絵柄のお話、デッサンを重視しとるキャラクターデザインっちゅー意味であって漫画力があれへん訳ではあれへんでー
漫画力にはコマ割りとオノマトペと漫画的表現があるよってに作風とか絵柄が画力タイプであっても、この三つを操る力が強ければ画力タイプ且つ漫画力タイプになる
画力タイプでも売れる人はこのタイプが多いやろか、画力が高いだけの人はよーさんおるけども尚且つこの三つを操る漫画力が高いタイプはほとんどおれへん
画力っちゅーのは現実に存在するものを正確に描けてるかどうかが判断基準になるよってに、普通の読者さんが一番評価しやすい画力が高いと絵が上手いだけと勘違いされてまうんやなー
ハンターハンターの念で言うと画力タイプは強化系で漫画力タイプは操作系とか具現化系に近いやろか、ちなみにギャグ漫画家さんは完全な特質系（白目）
画力タイプでも天才と言われる漫画家さんは本来苦手なはずの操作系とか具現化系の能力まで使いこなしてまうんやなー、エンペラータイム
ワイが作画に回った方がええんやなかろーかっちゅー画力タイプの方は他の系統が苦手な完全な強化系の方、平均的に強いんやけども雑誌の環境とか相手の読者層次第では常勝とはいけへん
せやから相方に操作系とか具現化系の原作を付けた方がええんちゃうやろかっちゅーとる訳で御座いますー
ちなみに漫画力タイプの操作系とか具現化系はハマったら強いんやけども平均的な勝率は低い、雑誌の合う合わんも激しいし読者さんの好き嫌いも分かれてまいやすいからなー
自分が漫画的にどの系統かっちゅーのを理解するのも大事で御座いますー
脱線した、時代背景的な事もあるし感想文的なチートもあるし色んな理由が重なっての売り上げやと思いますー
今度の新連載がどうなるかは分かれへんけどもチートが少なかったらちと危険、ちなみに大暮センセが描いたSF漫画の魔人は全二巻となっております（白目）
またなんぞあれば質問箱までよろしゅー
ほなまたー
