まいどー、今回は判断基準の与太話で御座いますー


作品を描いた時とか描いとる時にこの作品は面白いのかどうかが分からなくなるっちゅー現象があると思いますー


これの原因は単純で面白いっちゅー曖昧な言葉を基準にしとるから(白目)


面白いっちゅー言葉自体が曖昧なんやから仮に面白い作品が出来たと思てもそれは曖昧な作品が出来たと言うとるのとほとんど同義なんやなー


面白いは感覚で理解する事やから何の根拠にもなってへん、せやから出来た作品が面白いかどうか分からんっちゅーのはある意味で正しい感覚で御座います



例えば一日かけて描いた絵がウケへんのに数分で描いた絵がウケた、それを不思議だなあで終わらせてもーとる状態(白目)



それを解決する為には共通点を探して基準を設ける事、この感想文ではそれをチートと定義しておりますー


ちなみにこれは読者さんにとっての面白いの基準となるよってに作品としての面白いでは御座いません



どんな作品でも誰かにとっては面白い作品、商業ではその誰かが多くないと面白くない作品っちゅー評価をされてまうよってに


商業作家さんとしてやっていくにはその誰かが多い作品を描けへんと生き残られへん、自分が面白いだけではアカンねんなー


この基準があれへんと自分の面白いと読者さんの面白いがズレてんのに気付かれへん、打ち切られる漫画っちゅーのは全部これが原因(白目)


あとそれやとたまたまチートがいくつか重複するまでヒットが出されへんよってに、遅咲きの漫画家さんがおったりするのも同じくこれが原因で御座いますー



しかしこれが一番難しいかもしれへん、チートの最大の問題点はそらそれ描いたらウケるやろけどなんかやりたくないっちゅー点(白目)


基本的にほとんどの創作者さんは人と同じ事とかありきたいな事がやりたくない、ラブコメが売れると思ても自分から進んで描かれへんねんなー



そこを開き直って描くとTwitter漫画になる、ほとんどの人が同じようなチートが強いエッセイ漫画とかあるあるネタばっかりやからなー


変な人あるあるとか学校あるあるとか恋愛あるあるとか基本的に読者さんの共感があるんやからウケて当たり前と言える


そしてこれは商業誌を目指す人がTwitter漫画を敬遠してまう原因の一つでもあるやろか


そらあるあるネタ描いたらウケるやろけど新しさがあれへんよってに、オリジナルにこだわりが強い人ほどTwitter漫画を敬遠する傾向にある(白目)



せやから世の中の商業誌には面白い作品は溢れとるけども売れる作品がほとんどあれへん訳で御座います、今の本誌とかプラスはこのパターン


そこを売れるようにするのが編集さんのお仕事なんやけども最近は編集さんまでクリエイターみたいな事やっとるからなー、それは役割がちゃうんやけども(白目)


ただTwitter漫画がアカンっちゅーお話ではあれへん、その作品にはその作品の役割があるよってに良し悪しの話ではない


それはさておきオリジナルにこだわりがある作者さんが描いた作品でも評価が良かった作品はよくよく考えてみたらチートだらけになっとると思う


そしてチートが強いなろう系が売れとるのを見て結局こんなんが好きなのかよと普通の読者さんに対して落胆するまでがワンセット、若いクリエイターあるある青い青い(白目)



とは言えそれが商売で御座いますー、例外とかマイナー誌を除いてメジャーな雑誌は基本的にチートが必要不可欠なんやなー


その基準があれへんと面白いっちゅー曖昧なもの目指してまうよってに毎回辿り着く場所が違う訳で御座います(白目)



しかし毎回言うんやけども悲しい話でこれは最終的にその創作者さんの才能によってまう、結局理論っちゅーのは理解は出来ても才能があれへんと実践は出来へんからなあ


それこそジャンプさんには読者さんに関するビッグデータもあれば編集さんのノウハウもあるし漫画家さんが作ったメソッドもある


せやのにも関わらず本誌はこんな状況になっております、結局使う側に能力が無いとデータもノウハウもメソッドも意味あれへん(白目)



ちなみにこの感想文は基本的に商業誌で受賞して連載を目指しとる人向けの内容になっておりますので受賞してないとか掲載した事無い人はまだ関係あれへんでー


読者さんウケ云々は商業誌で連載とか掲載になってからの話、賞レースの審査は当たり前やけども読者さんやのーて漫画家さんとか編集さんがするんやからなー



チートが多い方が有利ではあるんやけども何かしら評価する点があればオリジナルSFだろうがファンタジーだろうが受賞は出来る


仮にチートを多くしたのに受賞出来へん人は単純に素の実力が足りてないだけやから読者さんウケ考えるより先にやる事がある(白目)



こんなとこやろか、作品を描いた時にそれが面白いかどうか分からない時はチートが多いかどうかをチェックしてみたらええと思う


チートの量が少ない程、商業的にウケる確率は下がっていくよってに一つの目安にはなるんやなかろーか



面白いかどうか分からないけどとりあえず描いてみようはまた同じ事を繰り返す可能性が高い(白目)


それでもたまたま上手く行く事もあるかもしれへんけども成功確率が高いに越したことはあれへんでー、チートチェックシートでも作ってみよかしら

ほなまたー