まいどー、質問箱回答編の続きで御座いますー


前回は三作品必要な理由を説明致しましたがそこで問題になるのがそもそもチートを除いた素の実力とはなんぞやっちゅーところ


それはこれやっちゅー指標があったり数値化出来たら一番わかりやすいんやけどもこれが非常に難しい


漫画はあらゆる能力の総合芸術やから評価する点が多過ぎるよってにぶっちゃけ正確に評価出来る人は存在せーへん(白目)


人が理解しとるのは漫画っちゅーものの一端に過ぎひん、その深淵に辿り着くのは天才でも出来るかどうか


せやからこの感想文みたいに分かったような事を書いとる漫画メソッド達は浅いレベルで底止まりしとるだけ(白目)


既存の理論の寄せ集めでは藤本センセのチェンソーマンみたいな作品は描かれへんよってに、漫画が持つその深さを知らんだけなんやなー


それはええとしてワイの感想文における素の実力はチートが無くても商業誌に掲載出来るクオリティを出せる力がある事


簡単に言うと商業誌に読切を載せ続けられる実力がある人やなー、編集さん及び読者さんが面白いと思う確率が高いっちゅーのはチートに依存してへん平均点が高いっちゅー事



チートの多い少ないはノイズになるよってにしゃーないんやけども当たり前の話で素の実力である基礎値が高ければ平均点も高くなる、その時点で桁違いの才能なんやけども(白目)


その為には画力も大事ではあるんやけども、それ以上にストーリーとかアイデアとか漫画力みたいなあらゆるステータスが人並み以上に必要



そして前回言うたんやけども純粋な画力は努力で何とかなる可能性が高い、しかしそれ以外の能力っちゅーのは基本的にどうにもなれへん



例えばどんなに素晴らしい漫画メソッドが存在したとしても共通する最大の弱点が存在する


それは理解出来るけども実践出来へんっちゅーところ(白目)

 



これはあらゆる分野に共通するんやけどもそのメソッドを書いとる人は普通の人でも努力すればそれが出来て当然と思とる(白目)


無自覚な才能の暴力とでも言うんやろか、自分が基準になってもーとるよってにそれが出来る事自体が才能なのが分かれへんねんなあ


自分にとっては当たり前でもそれは誰かにとっては特別で御座います、せやから全てのメソッドはある程度の才能を持つ人であればっちゅー枕詞が付く


あとはスポーツみたいな競技やのーて芸術の分野では肉体的な制限があれへんよってに無限に成長が出来ると勘違いしとる人が多い(白目)


肉体的なスペックに限界があるのであれば、脳のスペックにも限界があるのは必然で御座います


せやからあらゆるメソッドを学んだとしても自分の持つ脳のスペック以上の事を実践する事は出来へん


そしてこの脳の持つスペックが漫画のクオリティに直結するよってに高スペックの脳に低スペックの脳が勝つ事は出来へん(白目)


商業誌に掲載される人達っちゅーのは努力して自分の脳のスペックの限界に来とる、せやからそれ以上成長する事はあれへん


これがある程度のレベルになった漫画家さんの実力は基本的に変わらんっちゅー意味で御座います


めちゃめちゃ乱暴に言うと面白い人は最初から面白いし、面白くない人が面白くなる事はあれへん



そこでややこしいのがこの面白いっちゅー曖昧な言葉、例えば商業誌でも遅咲きのセンセが結構おると思う


何回か打ち切られたけども最終的にヒットを飛ばせたっちゅーパターンやなー、本誌やと堀越センセとかプラスやと遠藤センセとか



そういう人達がおるよってに長い事努力して面白くなれば最終的に売れる事が出来るっちゅー謎の解釈が生まれてまう(白目)


そもそもヒットするせーへんは面白い面白くないやのーて読者さんが読みたいか読みたくないかっちゅーお話


堀越センセとか遠藤センセが売れへんかったのは実力がなかったからでも作品が面白くなかったからでもあれへん


実力もあったし面白い作品を描いとったけども読者さんが読みたい作品では無かっただけなんやなー



これはジャンプの打ち切り漫画も同じ、全ての作品は面白くないから打ち切られるんやのーて大多数の読者さんが読みたい作品ではなかっただけで御座います


せやから打ち切り漫画に対して打ち切られたけど面白かった漫画っちゅー評価があったりするのは当たり前


商業誌に掲載される以上は誰かにとっては面白いに決まっとるよってに、その誰かが少なかっただけで面白くなかった訳ではあれへん



脱線した、つまり最初から実力があった人が商業的に噛み合っただけであって年数掛けて実力が上がった訳ではあれへん


努力で何とかなる作画的な技術が上がっとるけども本質的な実力は最初から変わらん、素の実力は脳の持つスペックの問題やからなー



そして読者さんが読みたい作品は何かっちゅーとチートが多い作品なんやなー、更にほとんどの人はこのチートの補正値を理解してへんよってに


チートの量が多くなったから売れたりヒットしたのを実力が上がったと勘違いする人が非常に多いやろか(白目)



勿論全く何も成長せーへんとか努力は意味ないっちゅーのは暴論やから多少の効果は否定はせーへん


しかし才能とか脳のスペックを覆す程の効果はあれへんのやなかろーか



残酷なお話やけどもおためごかし言うてもしゃーないよってにすまんのー


せやから実力があれへん人はチートで誤魔化すしかない、しかしチートで誤魔化せる事も既に才能の一つなんやなーそれが出来へん人もおる(白目)



どんな場所であろうと一線で活躍出来るっちゅーのは才能がある証拠、これは電子雑誌でもTwitter漫画でも変われへん


運よくええスペックの脳みそ貰たんやから親に感謝しときなさい(白目)



こんなとこやろか、回答になっとればええけどもまたなんぞ細かい質問あればよろしゅー


ほなまたー