まいどー、まだまだ行くでGIGA感想文



しかしホンマにどこを通って掲載されたかで作品の傾向は変わってくるもんで



例えば投稿作品は作者さんの描きたいものやからファンタジーとかSFのバトル漫画


本誌の編集さん付きならオカルトとかスポーツ物の漫画、プラスの編集さんやとジャンプっぽくない漫画



月例賞でも投稿作品と担当さん付きの作品では傾向が全くちゃうよってに面白いもんやで



そして今回感想する手塚賞も同じ、これまたいつもの月例賞とか投稿作品とは毛色がちゃうんやなー


そこを脱線しつつ感想していこかしら





タイトル ウンコマン


作者   丸山暁星






手塚賞の漫画







手塚賞の受賞作は基本的にテーマ性とか作品性が高くなる傾向がある


一応ジャンプで掲載はしとるんやけどもその受賞作品は総じてジャンプっぽくない



普段の月例賞であるようなバトル漫画とかはまずありえへん、ジャンルとしてはほぼヒューマンドラマがメインになってくる


全体的なテンションは低めで今風の絵柄とか作風よりは癖の強い絵柄とか作風が選ばれやすい



これは編集さんよりも漫画家さんがメインで審査しとるからそうなってまうと思われる


せやからめちゃめちゃ極端に言うとそれに選ばれるのは、通向けの漫画になるよってに普通の読者さんウケはあんまりよーない(白目)



ワイ的に一番有名な漫画賞やのに受賞者でそこまでヒット飛ばす人が出てけーへんのはそこが原因やと思われる


作品性とエンターテイメント性は反比例するよってに受賞者の人が商業的に売れにくいのは必然ではある



しかし別に売れるのが偉いとかあれへんし売れへんのがアカン訳やあれへんよってに、いつも通り他意のないただの説明



それを考慮すると今回の作品はザ・手塚賞の受賞作品っちゅー感じ、玄人向けの漫画


せやから本誌向きとか商業向きか言われたら現時点ではなかなか難しいかもしれへん(白目)



GIGAの他の作品と比較してもこの作品だけなんか雰囲気ちゃうと思う、それが漫画賞の傾向の差


作品性が高くなると何かよー分からんけど大抵松本大洋センセの雰囲気が漂ってくる、これなんでやろなあ(白目)



それはさておき内容的にはトイレでうんこをするっちゅーバカバカしいネタを真面目に31ページでしっかり構成した作品で完成度は高い


ちゅーか手塚賞の受賞者さんは31ページで起承転結を構成する力があるよってに基本的に実力ある、せやから毎回47ページは長い長い言うとる訳や



完成度的にはさすが手塚賞の受賞作っちゅー感じ、ただワイ的にはやっぱり玄人向け過ぎるやろか(白目)



うんこっちゅーネタをしっかりした読切に昇華する発想とかは漫画家さんから見たら凄いっちゅー感じではあるんやけども


これはお笑いにおける攻めたシュールなネタを芸人さんが褒めるのと同じ現象になる



簡単に言うと漫画を描く事に対してある程度の理解があるとか、めちゃめちゃ漫画を読んでる人にしかその凄さが分からん(白目)



しかし漫画を読むほとんどの普通の読者さんは漫画を描く事に対してのある程度の理解は無いし、めちゃめちゃ漫画を読んどる訳でもあれへん


つまりそういう作品は玄人ウケはするけど素人ウケはせーへん、ワイ的にはそれが前述した商業的に売れにくいっちゅー事に繋がるんやなー



せやから漫画を描いたことあれへん人とかは、何でこれが手塚賞の準入選?と思てまうんやなかろーか(白目)


作品の構造と年齢を考慮すれば納得出来るけども、特に普通の読者さんの判断は作品の面白い面白くないだけやから余計に理解は難しいと思われる



そしてこのウンコをネタにするのは本来は本誌向けでは無い、もっと下の年齢層向けやからなー


それをあえて読切ネタに持ってくるっちゅー発想自体が作品性高い感じ



せやからウンコネタ自体はかなり低年齢向けに見えるけども、作者さんとか作品の構造自体は対象年齢が相当高い


ジャンプの手塚賞やから少年向けに描いたかもしれへんけども、これは少年が読む漫画やのーて大人が評価する漫画



これの派生系が本誌でたまにあるお子様主人公、子供は子供の話を読むだろうっちゅー大人のエゴ(白目)


小学生まではそうかもしれへんけどもジャンプのメイン読者さんは一応中高生やからちと読者層がちゃうんやなー



けどこれ17歳が描いたてホンマかいな、作品の落ち着き具合が凄いでーベテランの風格


金未来杯の参加者さんも全員若いし最近の新人さんは凄いなあ



せやから余計に自分より下の子向けに読者層を想定して描いてもーたんかもしれへん、その辺も考え方がベテランっぽい(白目)


この年齢やったらもっと自分が読んで面白いを描いた方がちょうど本誌向けやと思う



とは言え何回も言うけどそれがアカン訳ではあれへん、そういう傾向の漫画やなーでそれが手塚賞の受賞作の傾向っちゅー感じ



それはさておき流石は手塚賞の受賞者さん、やっぱりワイ的には31ページで構成出来る人は実力高いと思う


しかも17歳て凄いなあ、しかし作品性高い漫画は読む人選んでまうからなーアンケートはちとアレかもしれへん(白目)



ちゅー訳で今回は作品性高かったよってに次回作はエンターテイメント性はどうかを読んでみたいでー期待しょ


さーこのペースでバシバシ行こかしら


ほなまたー