円は対ドルで1年半で25%落ちています。
円安ですね。
では他の通貨は?
ユーロは対ドルで1年半で20%落ちています。
ポンドもドルに対して同様に24%ほど落ちている。
そう、ドルの独歩高なんですよね。
円だけが落ちているだけではないのです。ドルが高いのです。
FRBだけではなく、ECBも利上げを行っているが、ドル高を止められない。
金利政策'だけで'円安になっているのではないという事ですよね。
昨日のNHKの日曜討論では、正にその事が論じられていた。
NHK日曜朝の日曜討論では日本総研の河村小百合さん(https://www.jri.co.jp/staff/detail/kawamurasayuri/)は、数多いる財政破綻論者と同じような理論展開をしていて心底呆れてしまった。この人達に共通するのは財政規律という言葉が好きだという事だ。
いや、大切かもしれないが、何より優先されるものではない。1番大切な事は、どのような目的の為に金を使うのか?ではないか。
将来成長する為にだったり、現状を変える為にだったり、
金融緩和を止めろというが、止めてどうしたら良いのか具体的な事は言わない。
言えないのだろう。
CPIが3%超えたのだから金融緩和を止めるべきだなんて本気か?と耳を疑いたくなるレベルだ。
日銀が債務超過になる〜!と顔を真っ赤にするのもこの人達の共通事項だ。僕はもう慣れたけどね。
オーストラリア中央銀行は実質的に債務超過を認めたが、ブロック副総裁は「業務を遂行する能力に影響はない」と強調。「中銀の負債は政府が法的に保証しており、中銀にはお金をつくる能力がある」とし、破綻することはなく、支払い能力にも問題はないと述べたようです。
これは今、批判が集中している日銀の黒田総裁も同じ事ような事を言っていましたね。
中央銀行の金利政策だけが円安の原因なのではない。
円安は日本の国力が下がっている事も大きな要因ではありませんかね。
同じ番組に出ていたpwcコンサルティングの片岡さん(https://www.pwc.com/jp/ja/contacts/k/goushi-kataoka.html)は、2017年7月から2022年7月まで日本銀行政策委員会審議委員を務めていたようなので当然と言えば当然だが、河村さんと真逆の主張で僕の考えはこちらに近かったというと、大分偉そうですかね?😅
後は、45歳定年制でプチ炎上したサントリーの社長で経済財政諮問会議のメンバー、新浪さんも相変わらずだった。
まぁ経済諮問会議のメンバーなんてろくなもんじゃねぇと思っているがね。
我々大企業は賃上げをしてる!と大見得を切っていたが、本当か?
これだけの受給ギャップがあり消費も落ち込んでいて、企業の売上は下がっているのに、大企業はバブル期よりも増収増益であり巨額の内部留保を抱えている。
それの意味するところは?
株主の利益ばかりを追求し、未来への投資を怠り非正規雇用を増やし続け、賃金も抑制してきた結果ではないのか?
やはり出演者の首藤若菜さん(https://univdb.rikkyo.ac.jp/view?l=ja&u=100000545)
には、まず分配が大切だ!
企業が賃上げの為にやれる事はもっとあると一刀両断。もう一人の出演者の河野龍太郎さん(https://www.hmv.co.jp/artist_河野龍太郎_200000000224866/biography/)は河野さんと片岡さんの中間的な意見で、出演者の意見が多様で議論が分かりやすかった。
同時間帯のフジの日曜報道も同様に録画して観ているが、こちらは橋下徹がとにかく酷い。
彼の言っている事の意味や背景を調べる事で、その物事の全体像が見えてくるから、そういった意味では面白くはあるが、一弁護士としての立場を超えていないか?といつもムカついている。
彼は日本維新の会とは無関係を装っているが、それは表向きだと感じる。彼をありがたがって使うフジTVの姿勢にも違和感しかない。
しかも相変わらず極論を述べて、相手が言っていない事も勝手に捻じ曲げて批判に使うような議論の仕方は本当に腹が立つ。なら見るなっつう話だが、彼の発言の裏や意図を探る事はとても面白いのだ。
と僕のような弱小個人事業主が言ってもねぇとは思うけど・・・w
お前も給与を上げろ!っていわれてしまうかな?
上げたいけど、これは業界全体が変わらないと難しい。