若かりし頃のお気に入り絵本 〜ちびすけ きらきら〜 | クーニーのブログ

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大好きなフィギュアスケートや絵本のこと、カフェや京都のこと、持病の膠原病のことなど気ままに綴ります

娘のことなんだけれど、勤務先でいいことがあったらしい。
頑張りを、上の人がちゃんとわかってくれていることを知ったみたい。
去年の秋くらいは、家で愚痴ることもあって、ちょっと心配にもなっていたんだけれどね。

若い子、頑張れ〜。

自分が娘くらいの頃って、どんな感じやったかなぁと思い出してみる。
まったく母親には、何も言ってなかった。
どんなこと考えてたのかなぁ。

大学卒業〜就職1年目の頃に多分、出会った絵本 
  
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ちびすけ きらきら
■ 五味太郎 作
■ 偕成社

なぜかとても好きだった。


お百姓さんも木こりのおじさんも、街の人も子どもたちも、なんだかちっとも楽しくない。
楽しいダンスを踊っても、美味しいお弁当を持ってきても、冗談を言っても、デパートにこれから行くのでも、ちっともわくわくしない。
それで、天文台の博士がいろいろ調べてみると…

…というおはなし。

とっても好きだったフレーズがあって、

「ふつうのシャツきていても
   おひゃくしょうさんは しぜんに せいがでる」

このフレーズがとっても好きだった。
なんで〜チュー


絵本の説明書きには、
「子供のひたむきさ けなげさを きらきら光るちびすけの姿に託して おおらかにたたえる 五味太郎会心の絵本メッセージ」
と書かれている。
うーん、ちょっと違うかも。

あの頃、妙にお気に入りだったのは、けなげなちびすけの姿が特段好きだったわけではなく、まわりの人たちの、とても自然なちびすけへのまなざしに安心し、惹かれていたのかもしれないなあと、今日久しぶりに手にとって思った。

自分もじゅうぶんいい年になってしまったんだから、そんなふうにおおらかに、心地よく、安心できる存在になりたいなぁ。


ちなみに娘が小さい頃、五味太郎さんは娘も大好きで、この絵本も読んだけど、娘の一番のお気に入りは「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」だった。
負けた〜 笑い泣き
まぁ私もその絵本、好きやったけどね。