久々に京都シネマへ 〜 こころに剣士を 〜 | クーニーのブログ

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大好きなフィギュアスケートや絵本のこと、カフェや京都のこと、持病の膠原病のことなど気ままに綴ります

行こうと思っていてなかなか行けていないところ、
京都シネマ、
市川屋珈琲、
税務署。

それで月曜日お昼からは、京都シネマへ行ってきた。
会員の更新が1月いっぱいのため、優先順位が1番になった。

…税務署に1番に行けよって話やけどね 爆笑

観たのは、「こころに剣士を」。
1950年代初めのエストニアが舞台。

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エストニア?
バルト3国の1つ、ということくらいしか知らないなぁ。
ユダヤ人にビザを発給し続けた杉原千畝は、リトアニアだったよね。
隣のラトビアは、フィギュアスケートの注目若手デニス・ヴァシリエフス選手の国。

首都は?
…タリンだって。
タリンなら聞いたことある。
フィギュアの大会でタリン杯ってあるんよね、あれはエストニアだったんだ。
…頭がフィギュア脳になってしまっているわ ガーン

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  (Google mapより拝借しました)

国旗は 
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戦争中ドイツ軍にいた主人公エンデル。
戦後ソ連の秘密警察に追われることになり、田舎の小学校の教師になり身を隠す。
子供嫌いだったのに、フェンシングの指導を通して心を通わすようになるんだけれど、経歴に疑いを持った校長が密かに調査を命じ…

どうして秘密警察に追われるようなことになるかというと…
エストニアの歴史が関係している。
13世紀以降エストニアは、デンマーク、ドイツ騎士団、スウェーデン、ロシア帝国に支配される。
第一次世界大戦のあと独立する。
第二次世界大戦中の1940年に、ソ連に占領される。
そして翌1941年、独ソ戦争で今度はナチスドイツに占領される。
1944年に、ソ連に再度占領されソ連に併合。
1991年にソ連から独立。

エンデルにすれば18歳という若い時に、占領されていたドイツ軍に従軍しただけ、まわりのみんなもそうだった…それが体制が変わったことによって追われる身となるなんて。
村では子供たちのお父さんもスターリン政権下、たくさん連れていかれ収容所送りとなっている。
そんなことが戦争が終わったあとに長くおこっていた、そしてまったく知らなかったことにびっくり。
日本の戦後とは全然違う。
まだまだ歴史には、知らないこといっぱい。

それにしても、「こころに剣士を」ていうタイトルはどうなん?
原題は「miekkailija」。翻訳かけると「剣士」とでてくる。
英語の題名は、「The Fencer」らしい。
そっちのほうでよかったんと違うんかなぁ。


「こころに剣士を」
    2015年 フィンランド/エストニア/ドイツ
    99分
    原題 miekkailija
    監督 クラウス・ハロ