昔々、中学高校の頃のお正月の憧れは、「元日の日にサッカーの天皇杯を観る（テレビじゃなくて）」ということだった。
東京の国立競技場開催なので、無理だった。
そして結婚してからのお正月の憧れは、「お正月に箱根の温泉に泊まってゆっくりし、次の朝、旗を振って駅伝応援」というものだった。
年末のニュースで、家族連れで賑わう空港が映ると、ハワイとは言わんけど一度でいいからのんびりお正月を過ごしたいなぁと思っていた。
長男の嫁なので絶対無理で、叶わないとはわかっていながら毎年毎年、テレビ観戦しながら口に出しても言っていた。
そしたら今年いろいろと偶然が重なって、箱根ではないけれど、天皇杯を観に行けることになった 
今年は、国立競技場が建替えのため使用出来ず、万博公園にある吹田サッカースタジアムでの開催。
大阪やったら行けるやん 
そして相方が今年は元日に仕事が入り、毎年恒例の元日の日に親戚が集まるのも、暖かくなってからにしてもらうことになった。
元日、空いてるやん、行けるやん
そして、天皇杯のチケットを相方が手に入れてきてくれた 
「箱根の駅伝の代わりやと思といたら」と。
そして元日。
珍しく元日に仕事も予定も入っていないという娘といっしょに、京阪門真市駅で大阪モノレールに乗りかえて、万博記念公園へ。
途中、窓から外を見て、びっくりな風景に出くわしテンション 
幸先いい、きっといいことあるわ〜。
あとで鉄オタの兄に聞くと、摂津市にある鳥飼車両基地とのこと。
新幹線からも、京都〜新大阪間E席側から見えるらしい。そうなん？
京都から西にはなかなか新幹線で行かないので、知らなんだ。
モノレールにも民族学博物館へ行くのに何回も乗っていたのに、気がついていなかったわ。
万博記念公園駅到着。
今回の持ち物は、
座布団、ひざ掛け、ネックウォーマー、レッグウォーマー、手袋、貼るカイロ、貼らないカイロ、マスク、
こんな感じで完璧やぁ。
相方に「相当寒いと思うから、しっかり防寒対策を」と言われていたんだけれど、スケート観戦で慣れているので大丈夫よん。
天皇杯決勝戦、今年勝ち上がった2チーム、
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ。
せっかくの西での開催なのに、ガンバもサンフレッチェも準々決勝で負けてしまい、関東同士の対戦となった。
閑散としていたらどうしようと心配だったけれど、34000人、入ったとのこと。
ゴール裏の応援団、どちらもびっしり。
写真で見て気がついたんだけど、フロンターレの応援団、人文字で「賀正」と富士山を描いていたのね。
試合は、娘がフロンターレの中村憲剛選手（14番）を応援していたので、いっしょに声援を送っていたんだけれど、1対2で負けてしまった
でもいい試合で楽しめた。
何より、元日から遠出して、あの天皇杯を目の前で観てるということが、嬉しくて嬉しくて 
行けるとわかってから、多分、相方が思っているよりめっちゃ楽しみにしていて、嬉しかった。
楽しみな予定があると、それまでの何週間もずっと楽しめる。
多分、一生に一度の天皇杯、あ〜、楽しかった 
サッカー観戦豆知識…
今回は、競技場の中にペットボトルは持ち込めたけれど、キャップは持ち込み禁止だった。
キャップを回収してもらって本体だけ持ち込むか、用意されている紙コップに中身を移し替えるかのどちらか。
サッカー場や、その時の大会によってペットボトルの扱いは違う。
ペットボトル自体が持ち込めない場合、今回のようにキャップがダメな場合、全面OKの場合など。
興奮して投げて凶器にならないよう、危険防止の為かな？