上原美優さん 自殺か…自宅で発見、タレント
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/suicide/?1305172292


このニュースを見た時は、非常にビックリしました。

「1カ月1万円生活」
とかで見てましたが、

明るくて、一生懸命で、真面目で、純粋で...

というようなイメージでした。

そこでふと思ったのですが、

「明るくて」という側面の裏には必ず「裏の自分」
『明と暗』
が存在するということを。

普段から、
すごい明るく場を和ませる、にぎやかにさせる人はその反面、ホントの自分に立ち返ると、実は非常に落ち込みやすかったり、悩みを打ち明けるのが苦手だったり...。

すごいちゃらんぽらんな感じで接しているような人は、実はちゃらんぽらんな風に見せているだけで、最低限のことや他の人が気がつかないことまで気を配っているような繊細な人だったり...。

どんな人でも、
「表と裏」
が存在します。

芸能人は、それが顕著に表れやすい職業だと思います。
テレビや雑誌でのイメージが世間では先行してしまうので、そこでのイメージが明るければ明るい分、ホントの自分は、疲れてしまうでしょう。

そこで、雑誌などでとある芸能人は性格が悪いだの、こういう発言を裏ではしてるだの...。

それは、人間なのだから当たり前なのです。

一般人でも、人前(初対面や面識の薄い人)での自分と身内や友達との自分とは違いますよね?
それと一緒で、表と裏があって当たり前。

だから、人を表層だけで見てしまうのは非常に安易だと思います。

「この人はすごい明るく、おちゃらけてるけどホントはすごい物事を深く考えていて、感受性豊かな人なのかな」
とか
「この人はすごい色々なことに気がつくし、色んな人からの相談にも乗っているけど、実は、自分の悩みを人に打ち明けるのが苦手だったりするのかな」
とか
を考えれば、どんな人でも偏見なく付き合えると思うのです。

しかも、そういう見方で様々な人を見ていると、もし裏の顔が"黒かった"としても、
「やっぱりそうだよねー。そうじゃないと、辛いもんな~。やってけないもんな~。」
と割り切る事も出来るし、自分の中で落とし込むこともできると思います。

今回の上原さんの件は非常に残念ですけど、上原さんも非常に明るくふるまっていた分、真面目で自分の中で様々な悩みや葛藤が渦巻いていて、それのはけ口や相談する場が少なかったのではないでしょうか。
また、その気持ちを外に出す術を知らなかったのではないでしょうか。

どちらにせよ、過ぎてしまったことは帰ってきません。
どんな人にも「明と暗」がある事を頭において、様々な人の本質も見つつ、気を配っていける人間になっていきたいですね。

ご冥福をお祈りします。