ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
エリヤフ ゴールドラット
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 290
おすすめ度の平均: 4.5
5 問題解決プロジェクトの基本的なあり方がわかります。
5 TOCとはなにか
4 職種を問わず中堅社員と呼ばれる人、お勧めです
4 今となっては冗長だが、大事な古典
5 研究畑の人間でも楽しめる


こんにちわ^^
かなりの長い間ブログの更新を怠ってまして、申し訳ないです(汗)

これからは、ビジネス書のレビューを中心に書き綴っていこうかと思ってます。
また、他のことでは現在進めているビジネス(起業)に関することもちょっとずつ小出しにしていこうかと...w

そして、記念すべき第1回は
「ザ・ゴール -企業の究極の目的とは何か-」著:エリヤフ ゴールドラット
内容(「BOOK」データベースより)
主人公アレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長。長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられる。残された時間は、わずかに3か月。それまでに収益体制を改善しなければ、工場は閉鎖され、多くの人が職を失ってしまうことになる。半ば諦めかけていた彼だったが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会したことをきっかけに、工場再建へ向けて意欲を燃やし始める。ジョナは、これまでの生産現場での常識を覆す考え方で、彼の工場が抱える諸問題を次々に科学的に解明していく。そのヒントをもとに工場の仲間たちとたゆまぬ努力を続け、超多忙な日々を過ごす彼だった。だが、あまりにも家庭を犠牲にしてきたため、妻であるジュリーは彼の前から姿を消してしまう。仕事ばかりか、別居、離婚という家庭崩壊の危機にもさらされたアレックスは…。

上記の本の紹介だけを見ると、
「製造業の人しか意味ないんじゃないの?」
と思われる方がいるかもしれません。
確かに、この本の主人公は製造業に携わっているので、自然と製造業のソリューションになってきます。
しかし、それは”一方からの視点”でしか見れてないからだと思います。

何にでも言えることですが、「ゼロベース」の視点を持って様々な視点から見ることが必要だと思います。
そうすると、このザ・ゴールの中で使われている手法なども、
「製造業だけでなく、うちの会社の○○の部門や企画の中でも使えるな」
となるわけです。

今日では、経済成長期に培われたトヨタのトヨタ生産方式など製造業で画期的なシステム、考え方が生まれましたが、その中で最も重要な部分が受け継がれていない。もしくは忘れられている気がします。

例えば、トヨタの考え方の中で”カイゼン”という考え方がありますが、現在どれくらいの企業の社員が日々の業務で
「この作業...こうしたほうがやりやすくてはかどるかな?」
という風に考えて仕事はしていないはずです。

これは、”ただ与えられた仕事をやりとげる”ということだけしか見れてないからです。
でも、”当たり前のこと”を当たり前のようにすることで、昇進したいという方もその通りになるのです!

ただ...”意識”すればいいだけのことなのです。
ザ・ゴールでは、慣習に埋もれてしまい”当たり前のことが”当たり前のように出来なくなってしまっているのです。

このことから、常に「ゼロベース思考」で仕事・業務に取り組むことで、様々なことやものに”意識”することが出来るようになり、そこから”当たり前のこと”が簡単に出来てくるようになるのです。

そうなると、仕事が楽しくなってくるのではないでしょうか??

僕も日々、ベンチャー企業の一員として動いていますが”常に意識”することに注意をしています。
どんな企業に方でも、ベンチャー企業のように”ゼロベース思考”、”意識する”ことを少しでも頭の片隅に置いておくだけでも、これからの仕事が変わってくるかも知れません。

第2回レビューは、またおってアップしますね。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か