＜踊る大捜査線に学ぶ組織論入門 著：金井 壽宏 田柳 恵美子＞
この本のタイトル通り、「組織論」というのを踊る大捜査線のストーリーから読み解いていく。という形の本です。
一見難しい「組織論」
でも、踊る大捜査線の「あの場面」の「あの言動」はこういった組織論の上に成り立っている。
といった感じで、普通に組織論を学ぶよりも、組織論というものを飲み込みやすい本になっています。
組織論を学びたい人も、踊る大捜査線が好きな人も読んでみると、「踊る大捜査線」を次に見るときにまた違った視点で見ることができるようになるので、また違ったおもしろみが出てきますね。
ちなみに、この本は滋賀大学経済学部のとある講義の教科書にもなっています。
難しい専門書が並んでいる中、こういった本を教科書に使っているというのはすごくいいのではないかと思います。
勉強し慣れている人であれば、専門書であってもある程度読みこなせるでしょうけど、高卒で大学に入学してきた人や、勉強しなれていない人であればこういう本から「組織論」に入門していくというのは、一般学生からすればすごく優しいものだなと思います。
また、組織論だけでなくモチベーションやリーダーシップなどについても言及しているので是非読んでみてください。