5月は腸が弱りやすい?「過敏性のお話」 | 美腸セラピースクールBlog

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2007年に「美腸セラピー専門店」をスタート。これまでに様々な不調の方を腸から癒してきました。その実績からくる技術と理論を「美腸セラピスト養成講座」で教えています。

 

ゴールデンウィークも終わり、早いもので5月も後半戦に入りまいた。うちの子も今春より高校生となり、4月はバタバタしていましたが、5月に入りようやく落ち着いてきたように思います。

 

同じように4月から(新入生・新社会人)新しい環境へ変わられた皆さんも、そろそろ慣れてきた頃でしょうか。良いスタートを切れた人も、少しシンドクなっている人も、慣れるまでは本当に大変ですよね。

 

5月は、そんな大変な環境(今までに無かったような過剰なストレス)が続くことにより、体調を崩したり、腸で言えば「過敏性腸症候群」などのメンタル系の不腸が出てくる時期でもあります。

 

 

 

●過敏性の特徴

 

便秘型)

便秘タイプは「トイレに行きたい」という感覚はあるけど、行っても出ない(ちょろっとしか出ない)。でも行きたい、という便意が常にあるような不快な状況が続いたりします。

 

下痢型)

下痢タイプならトイレで出すけど、少し経つと、またすぐに液体便が直腸へ流れてきて、またすぐにトイレへ行きたくなる。緊張してもお腹が痛くなるし、通勤通学中の電車でもお腹が痛い。など、

 

過敏性の原因)

ストレスを感じた時に脳が反応して、その影響から腸が刺激され下痢(便秘)に繋がります。また、反対に腸の状態が悪くても、脳へ悪影響を及ぼしてストレスを感じやすくもなります。

 

 

 

●腸と心の繋がり

 

例えば、メンタル系の症状を持つ方をみると、ほとんどの方に排便トラブルも抱えている、という事実から腸と心は密接に繋がっていると考えられます。

 

そして、腸が弱ると脳へ悪影響というのも、腸に90%あるとされる「セロトニン」という物質が、腸が弱って量も不安定になることで、自律神経を乱して緊張状態がとれず、体が休まる事も出来なくなっていきます。つまり、体が常にストレス状態となっているのです。

 

以前であれば、寝ればスッキリと元気になっていたのに、寝ても疲れがとれない、夢をよくみる、朝起きるのがツラくなってきた、などの感覚があれば、自律神経の弱りのサイン。そんな腸の弱りからくる自律神経の乱れ(内因性の不調)も、やさしく腸の緊張を緩めていくことで、全身の緊張もゆるみ、ストレス状態から解放してくことが出来ます。

 

セルフ腸ほぐしで直接的にアプローチをかけて欲しいところですが、それ以外にも、ゆっくりした体操やストレッチ等でお腹周りを動かしてあげるのも良いですね。

 

 

 

●口臭や体臭にも変化

 

また、自分の腸の状態を知る1つとして「口臭」があります。腸の状態が悪くなると、腸内腐敗から、腐敗ガスが過剰に発生(腸内細菌がメタンガスを作ったりする)して、それが口の臭いに繋がります。

 

腸内で発生した腐敗ガスは、イメージからすると腸から胃、食道、口の順に消化管内を逆流するかのように想像する人も多いと思いますが、実は腸内で発生したガスは腸管壁より血液中に吸収されて、肺へ送られた後、呼吸で排出されています。

 

その為、腸内の腐敗ガスでお腹が強く張っている人なら、「口臭」だけでなく、血液をまわる腐敗ガスが汗などと一緒に皮膚からも出てくるので、「体臭」まで臭くなってくるんです。最近、臭いがキツくなってきたと感じた方は、自分の腸のことも心配してあげてくださいね。

 

そんな腐敗ガスの問題も、美腸セラピーで腸の働きを高めると同時に、腸内腐敗を招く食材(腸への負担)を少し減らしてあげることで、お腹の張りも改善していきます。もちろんガス張りで悩んでいる方にも有効です。

 

 

 

●腸が弱ると免疫力も弱る

 

あと、ストレスにより腸(とくに小腸)が弱ることで、免疫力も弱ってしまうため、風邪をひきやすくなったり、すぐに体調を崩してしまうようにもなります。

 

この小腸の働きは、便さえ出せば元気になる、なんてものでは無く、下剤などで便を出している人なら、それが逆に小腸を弱らせる原因にもなっています。

 

また、頑張って体に有益な食材を摂っている方でも、腸が弱っていると、きちんと分解・吸収できないため、いくら良い食材でも腸内で次第に腐り、悪玉菌の餌となって、腸内環境が悪化します。

 

そう考えると、普段から腸への負担を減らす食事の見直しは大切ですが、それと同時に腸も元気にしてあげないと、せっかくの自分ケアの努力も無駄になってしまうかもしれませんね。

 

腸が弱っていると感じたときは、体に良さそうな物よりも、腸に優しい(消化しやすい)ような食べ物の方が栄養の吸収もよく腸内の停滞時間も短くなるので、オススメです。

 

 

 

●お薬でも、また腸が弱る

 

あと、体調が悪くなった時には、お薬に頼ることも仕方ないのですが、抗生物質などのお薬は、悪い菌やウイルス達jをやっつけると同時に、腸内の良い菌まで多量に死んでしまうので注意が必要です。

 

例えば、風邪をひいて抗生物質を飲んで治した人って、他の病気にもかかりやすくなっているでしょ?

 

それは抗生物質によって、消化吸収や免疫力、代謝など色々な役割を担っている腸内細菌達が、ボロボロにやっつけられてしまったからです。薬が悪というわけでは無いですが、それだけ腸にも負担がかかるという事実を知った上で、慎重に取り扱ってほしいと思います。

 

また、体調が崩れている時には、お薬を飲んで頑張る!というより、お休みの日にしっかりと体を休めてあげることが大切だったり、まだ体は元気なら気持ちを切り替えのためにもお出かけして、お仕事を忘れる時間を作るのも良いですね。

 

 

 

●朝ごはんで元気をチャージ

 

毎日、腸は寝ている間に休んでいて、体も新陳代謝をおこない、出てきたゴミを捨てる準備をしています。そして朝ごはんと食べることで腸が刺激されて便を排泄する、というのが基本的な仕組み。

 

最近は朝ごはんを食べない人も増えていますが、一日の中で一番排泄を促しやすい時間帯に、腸を刺激するものを失うことで、排泄リズムが狂いやすくなるほか、朝はエネルギーをイッキに使いたい時間なのに、エネルギーが入ってこないことで、在庫で貯めていたエネルギー(脂肪等)を使うようになります。

 

そのことで、一時的に痩せることにも繋がりますが、体がその環境に適応してくると、今度は朝から使う分のエネルギーを夜の食事で補い、それを少しでも貯めておこう(脂肪を溜めこもう)と体は頑張ります。つまり、太りやすくなるってことです。

 

テレビや雑誌等でも、目先の変化しか考えずに紹介している内容も多いですが、長い目で見た時には、太りたくない方ほど、ちゃんと朝ごはんは食べた方がいいですよ

 

 
●まずは負担を「マイナス」する
 
最近は「腸活」など、腸のことがテレビや雑誌で取り上げる機会も増えてきましたが、正しい情報もあれば、逆に腸を弱らせる方法なども平気で紹介されています。
 
それは、やはり「便を出す=腸が元気」と誤った認識や、目先の変化だけを考える方が多いからだと思います。また、〇〇だけで簡単に元気!なんて言葉も要注意。
 
本当の意味で腸を元気にするには、何かをプラスすることよりも、まずは人それぞれに違う腸への負担を見つけて、それをマイナスしてあげることが大事です。
 
もう自分だけでは腸を元気に出来ない程に腸が弱ってしまった方は、腸ケアのプロを頼ってみてくださいね。ただし、腸セラピー技術や腸活知識は「どこのお店でも同じ」ではありません。
 
せっかく大切な時間やお金を使うわけですから、近さや料金だけで選ぶより、少し遠くても、本当の意味で腸を元気にしてくれるお店(サロン)が良いですよね。
 
物の腸ケア技術、「美腸セラピー」は、皆さまの全国からのご来店を心よりお待ちしています。

 

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美腸セラピースクール

NPO法人健康増進技術協会

理事長 松下

 

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※美腸セラピーは、あくまでも「予防療法」であり、「医療行為」ではありません。施術により直接的に病状や疾患の改善および完治を目的とするものではなく、人が本来持つ自己治癒力を高めることで、健康維持・増進を目指すものです。