造血幹細胞移植当日 【0日】

ブログを読んでくださってありがとうございます

相変わらず下手な文章ですが、どうかお付き合いくださいませ

自家移植前夜に、副作用や合併症をしっかり理解した夫

自家移植当日の朝、電話してみる　

夫『何や…』

私『おはよムカムカは相変わらず？』

夫『吐き気は無くなったぞ』

始めは口数少なかったけど、次第に色々話し始める

夫『てっきり、副作用もう落ち着くものだと思ってたもっと酷くなるのか…』

電話越しだけど、すごく不安な表情しているのが伝わる

私『もちろん物体は側にいれないけど、（心は）ずっと側にいるからね』

（かなりクサイ事を言った自分、恥ずかしい）

夫『…じゃあ今から来い』

（もう少し柔らかい言い方出来ないのかしら）

私『行きたいけど、病院から呼ばれてないのに、面会時間前に病棟に上がれないよ』

夫『一階ホールにいればいいだろう』

不安で仕方ないのだろう

私が行ってもどうしようもないけど、とりあえず病院に向かいました

外来の日でもあるので、人混みを避ける為に駐車場で待機することに

駐車場に着くと同時に、夫からLINEで写真が届く

そこには、点滴の機械から伸びた数本の点滴管と、心電図の機械などが写っていた

写真からも物々しい雰囲気が伝わり、夫は不安で仕方ないだろう

近くにいるのに、何も出来ない自分

まだ電話大丈夫かな…？駄目もとで電話鳴らすと、ワンコールで出たのでビックリ

夫『着いたのかとうとう移植だ。

担当医や薬剤師も、だいたいの人は大丈夫だというけど、怖い。』

私『だよね受けるのは貴方自身だもん、怖いよね初めてだもんね』

夫『中に来ないのか？』

私『うん。インフルやコロナも増えてるし私が菌をもらうにはいかないしね。

それに、駐車場の方が良い点もあるよ』

夫『何が？』

私『駐車場からギリギリだけど、貴方の無菌室の窓が見えるの。一階ホールより、ココの方が近くいる気分になるの』

夫『ふんお前、高齢者並にトイレ近いのにどうすんのや？漏らすのか？』

少しはフザけた事言えるようになったようだ

…確かに頻尿には悩んでる（特に、トイレに行けなくなると思うと頻尿になっちゃうのです）

私『残念、途中で行ってきたよ』

夫『あ、廊下の自動ドア開いたみたいだ。電話切るぞ』

副作用は避けられないけど、どうか自家移植、無事終わりますように

車内で待機している間、イスを倒して目をつむるも、やっぱり眠れない

アメブロの皆様のブログを拝見していました

昼前、夫からLINEが

夫『終わった。今から心電図外したり、片付けとかするみたいだから後で』

無事、自家移植終わった事に、少しほっとひと息

少しすると電話がかかってきました

夫『何や。』

（夫から電話かけても、何故か毎回こういうのです）

私『何やって、お疲れ様』

夫『処置したのは医師だけどな。』

また捻くれた事を

私『移植してる間、どうだった？』

夫『普通の点滴してる感じカテーテルからじゃなくて、別の所からブスッと刺された。』

私『なんでだろね？カテーテルは点滴用？』

夫『俺も、よく分かんね〜。

今日は担当医は外来担当で、自家移植の処置したのは違う医師だったから、なんだか聞きにくいし。

ま、終わったからとりあえずいいや』

（ネットで調べたら、末梢の静脈から輸注したのかな…？？）

夫も、自家移植中は横になってるだけだったけど精神的に疲れたのだろう、少し休むとの事で電話は終了

私も面会時間まで、車内で昼食タイムする事に。

人がいる所にあまり行かないよう、（時間なかったので）ふりかけご飯をタッパに詰めて持ってきた。

失敗、海苔巻いてオニギリも簡単だったのに

全く頭に無かったよ

私も周りを見る余裕が無いのね

あらためて安全運転心がけなきゃ

面会開始時間から数十分は面会受付付近に人が集まるので、時間をずらして夕方に面会に行きました

夕方の面会までずっと車内にいましたが、ずっとエンジンをかけてるわけにはいかない

雪国地域ではないけれど、車内は暖房無いとさすがに寒い

風邪引くわけにもいかず人間雪だるまみたいになり防寒着、ホッカイロを数枚使用してしっかり対策

病棟に上がり、看護師に挨拶

無菌室の中室？でしっかり手洗いし、夫の無菌室へ

そこには、布団を被って横になってる夫が

夫『夕方になる前、微熱出てきたんだ。

今37.8℃処置した医師は、早い人は当日の夜から発熱すると言ってたのになぁ』

起きようとするので、寝てるように促す

夫『早く帰りたい。お前の車に乗せてくれ』

私だって連れて帰りたい。

不安だろう。でも、（まだ）移植当日だけど、これからの副作用、精神的に大丈夫かな…？

私も更に不安が募ってきたけど、二人して不安強くなったら共倒れだ

私『熱出てきて、どんな副作用でるか、不安だよね。でも、少しでも早く帰るための治療だよ』

どう声掛けたらいいんだろう？私は、馬鹿だし口下手だから、上手く言えない

少し沈黙が流れたけど、話は変わり、

夫『あ、夕食後に抗菌薬を内服開始して、明日から毎朝抗生剤点滴入れるって』

頭痛ぇ〜と、ボソッと夫が呟く。

熱もあるし、今日はもう帰ろう。

いつでもLINEしてね、と言い残し病室を出る

これから、次々と副作用が出てくるはず

少しでも、副作用が酷くありませんように

無菌室を見ながら病院を後にしました