ブログを読んでくださってありがとうございます
相変わらず下手な文章ですが、どうかお付き合いくださいませ
夫は歯をしっかりキレイにし
、気を取り直してカンファ室に入室
改めて担当医に挨拶
担『ふふっ…
（夫）さん、薬の副作用で大変だったけど、ここまで来ました
！』
夫『はい。先生のおかげです。ありがとうございます
』
と、ここで担当医はキリッと真面目な表情に戻る
担『今回の入院の流れを説明しますね
』
担『1週間目は、末梢血幹細胞採取を行います。』
幹細胞採取の数日前から、白血球を上げる注射（計3回程）、ソケイ部カテーテル留置の前処置を行うとの事。
担当医より、末梢血幹細胞採取について説明を受ける
担『採れた幹細胞は冷凍保存します。量が足りなかったら、次の日も採取します』
担『だいたいの方は採れるんだけど、まれに【体質】で採れない場合があります。』
夫『…採れない事もあるんですか…？』
夫の表情が固くなってきた
担『大丈夫だとは思うんだけどね、たまに【体質】で採れない人もいます。』
担当医は繰り返して話す。
私『…採れなかった場合、その後の治療は…』
担『…自家移植はできないので、このまま化学療法を続けるという感じになります』
夫『…』
少し暗い雰囲気になってしまった室内
担当医は次の説明に入る
抗がん剤投与前日に上腕部に中心静脈カテーテル留置し、
2日間、大量メルファラン投与（1日1回）
数日後、自家移植との事
担当医より、メルファランの副作用や自家移植の合併症について説明を受ける
担『投与して、すぐには副作用はでないです。
主に、頭痛・発熱が続き、吐き気。それに伴う食欲不振かな。
大腸の粘膜がやられるので、下痢が続きます。あとは、脱毛は避けられません。
…（夫）さんは腎臓・肝臓も注意だね』
私『大腸の粘膜がやられるとの事ですが、
…レブラミドによる腫瘍崩壊症候群が起きて少し経った時、下血がありましたが、今回も下血が出る事もありますか？』
夫にとっては、これ以上副作用など聞きたくないだろうけど、あらかじめ知っていた方がいい。
担『そうだね。でも、下痢の方が続くと思う』
少し固まっていた夫だったけど、
夫『前回の入院の時は、最初原因が分からなくて精神的に参りましたが、今回は具合が悪くなる原因が分かってるので、今のところ前回よりは大丈夫です。』
私『メルファラン始まる時には無菌室ですか？』
担『うん無菌室か、セミ室かな』
担『…メルファランの影響で白血球が無くなります。
なので、メルファラン自体より感染症や出血の方が危険です。めったにないんだけど、命に関わることがあります』
病気について全く調べなかった夫は初耳だったので、再びうつむいてしまった
担『お〜い、（夫）さ〜ん？まず無い事だからね〜？治療する前に説明しないといけないから話してるんだよ』
夫『は、はい』
担『血小板とかも低くなるし、だいたいの人は輸血しているかな。2回程輸血するかも。』
担『自家移植して2週間で退院する人もいます。今週の処置も含めて、入院期間は3週間〜1ヶ月かなとりあえず、大事な説明は終わりだよ』
メルファランの副作用や自家移植も不安だけど、カテーテルも心配な私は、
私『素人で無知なんですが、ソケイ部のカテーテルで危険な事は…？』
担当医より説明を受ける。
↓
私『また素人な事を言…』
と、ここで夫が、
夫『お前、素人って言いすぎ
（笑）カテーテル留置は心配するところか？』
担『ハハハハ
奥さん、そんな必死にならなくて大丈夫だから』
2回しか言ってないけど、無意識に私も不安が出て、前のめりになってたのかな？
室内が和やかになった気がする私のおかげね
（←自意識過剰）
私『無菌室に入ったら、面会できないんですよね？』
感染対策だし仕方ないと思ってたけど、
担『？普通に面会していいよ
インフル・コロナ制限で、病院全体で決められてる15分以内で、ちゃんと感染対策してから来てね』
私『衛生用？のエプロンみたいなのすれば面会出来るんですね』
担『着なくていいよ〜。それは、ひと昔の話。ちゃんと感染対策すれば大丈夫だから』
書類に署名依頼されたので、夫は1枚1枚署名していく
私『2週間は廊下に出れないから、やっぱり何かトレーニンググッズ持って行くね』
夫『そうだな
』
と話していると、
担『白血球の数値落ち着いてきて、具合ひどくなければ廊下出ていいよ〜』
夫『え、いいんですか！？』
担『むしろ、体力戻すために廊下歩いて』
少し調子にのった夫は、
夫『院内コンビニも行っていいですか？』
さすがに担当医も悩み、
担『うぅ〜ん、一般の人もコンビニ利用するからなぁ
せめて、全体の数値も落ち着いてきてから。しかも人が少ない時間ならいいかな。』
私『そこで感染したら後悔するから、体調戻るまでは、
私が面会の時に頼むか、間に合わないなら、看護師に頼んだら？』
担『そうそう。前もって看護師に話してくれれば、時間ある時に買ってきてもらえるよ』
夫『そうだな…。余計な事して悪化したくないもんな』
夫『治療する上で、飲食物で駄目なものはありますか？』
担『特に、生モノと、乳製品は駄目だね』
私『水分は多めに飲んでいた方がいいですか？』
担『そうだね、（夫）さんは飲める時は、飲んたくさん飲んだほうがいいね』
私『先生、お忙しい所申し訳ありませんが、治療などお話ある時は、私も同席でお願いしてもいいでしょうか？』
担『（夫）さんは、退院後の通院まで新しく説明する事は起きないと思うよ』
私『はい私も、新しいお話が無い事を信じます』
担『はい』
改めて2人で担当医に挨拶をし、カンファ室を出た
とりあえずデイルームのイスに座る
夫『ふぅ…。』
私『説明受けて疲れたね、お疲れさま』
夫『思ったより、話しが頭に入った。具合が悪くなるのが、前もって分かってるからなのかな
』
ここで、ふざけて
私『ソケイ部カテーテル入れる時、女性看護師もいるのかな？』
夫『またクダラナイ事言ってるな
』
真に受けて怒り始める夫。
私『CVカテーテル入れるのは医師だと思うよカワイイ女性看護師に優しくされても、勘違いしないでね
』
夫『それは、分からんなぁ
というか、看護師は忙しいから、不倫どころじゃないと思うぞ』
ちょっと！少しは期待してるのか
？
夫『お前が変な事言った仕返しだ
』
本日担当看護師より、レントゲンと心電図撮ってくるよう言われる
放射線科があるのは1階なので、私も帰るついでに付いていく事に
…少しでも長く一緒にいたいから。
本当はもう帰るようなんだろうけど、看護師は送り出してくれた
ありがとうございます。
あっという間にレントゲン・心電図は撮影終わり、後は帰るだけ。
エレベーター前まで行くと、夫はスタスタとエレベーターに入る。
ちょっとは別れを惜しまんかい！
夫『じゃーな今からデカ盛りの店に行ってくるんだろ？』
私『独りで行けないし。というか貴方がいないと、私が残したもの誰が食べるのよ
』
夫『可愛子ぶんなって
じゃーな』
不安を我慢して、フザけた事言ってるだけなのかもしれない。
でもそれは、まだ心に少し余裕があるってこと。
最初の難関？である、末梢血幹細胞採取、どうか、無事採取できますように…
独りでの運転なので、音楽かけても静かな車内。
口うるさくても、1ヶ月後合併症も無く退院して、夫が助手席に乗ってますように