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左目はやや腫れてる感じする。熱っぽくはないんだが重いような。
目を動かすとまぶたがチリチリ痛む。
眼球表面にちょっと出てる縫合糸がまぶたにひっかかっているからか
うっすら血の混じった涙が滲んでいるのでそれが固まって皮膚に当たってるからか。
トイレでちらっと鏡みたら自分の眼球から糸が出てて二度と見ないと決めた。
もちろん触って拭いたりすることも怖くてできないので放置でチリチリさせておく。
糸はそのうち溶ける。
なんとなく左目だけずっと閉じてるので、これが筋力を使うらしく
左だけ疲労感あり。
でも目を開けても分厚い擦りガラス越しの風景みたいなのが見えちゃうので閉じるしかない。
目の中に充填したガスのせいらしい。
そのガスが剥がれた網膜を抑えつけていて徐々に剥離を元に戻す仕組みだそうです。
まあ元には戻らないらしいんだが。これ以上剥がれなくするって感じ。
退院後の夜、ゆっくりと左目開けてみると
下半分のグレーアウトが薄くなってるような気がする。
ガス越しのゆらゆらとボヤけた視界だが少なくとも下部も見えている。
手術前はグレー部分は完全に何も見えずに欠けていたのでこれはすごい。
ただグレーアウトの残像みたいのもまだ見える。
お医者さんからは元には戻らないと言われているので
このあたりが最終地点かな。
物とグレーアウトの残像が合成されたように重なった世界が
今後の左目の世界となるのかもしれない。