第101回全国高校サッカー選手権福岡大会二次予選3回戦 高稜高校–福岡西陵高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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【レポート】

高稜はキックオフ直後に、左サイドからのクロスに橘 征亜がヘッドで合わせるが、バーを越える。

 

対する西陵は5分、カウンターからの強烈なシュートで枠を捉えるが、キーパーの守田 陸人の見事な反応に阻まれる。

 

7分、村田 海月の右足のシュートが決まり、高稜が先制する。

 

 

先制から高稜は勢いに乗り19分、コーナーキックに中西 樹がヘッドで決めてリードを広げる。

 

 

前半は高稜の攻勢で終了。

 

このまま高稜ペースで進むかと思われたが、西陵は後半に巻き返しを見せた。シュート数は少ないが、高稜ゴールに迫り、得点の雰囲気を漂わせる。

 

 

迎えた71分、こぼれ球を古賀 悠翔が左足でゴールに突き刺し、西陵が1点を返す。

 

アディショナルタイムを含めて10分以上の残り時間があり、西陵はゴールを目指すが、経験で勝る高稜の守備を破ることができない。

 

結局、高稜が逃げ切ってベスト8に進出。

ここまで素晴らしい戦いを見せた西陵だったが、3回戦で姿を消した。

 

 

【コメント】

西陵高校 古川 毅監督

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:相手がシード校なので、厳しいゲームになると思っていました。

前半は押し込まれて、自分たちのサッカーができませんでしたが、後半は選手が勝ちにいってくれて、きつい中でも声をかけて雰囲気を作って、粘り強く守備から攻撃に繋げてくれて、1点を返すことができましたが、力及ばず、やっぱりシード校は強かったなと思います。

 

Q:3年生に持っている印象は?

 

A:この代から力のあるメンバーが集まって、力を入れてきたので期待をしていました。

日頃の練習から、手を抜かずに一生懸命にやってくれて、言ったことには応えてくれて、人間的にも素晴らしい選手たちだと思います。

 

Q:進路に向かう3年生にメッセージをお願いします。

 

A:一生懸命、直向きに努力できる選手たちなので、この経験を活かして進路実現に向けて頑張ってほしいと思います。

 

 

Q:新チームに望むことは?

 

A:3年生の背中を見てきて、成長している筈なので、来年の選手権ではベスト8に入れるように、準備したいと思います。

まずは新人戦で結果を出せるように、頑張らせたいと思います。

 

 

水田 修斗キャプテン

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:勝ち切れなかったことが、とても悔しいです。

前半の早い段階で失点してしまい、そこから立て直すことに時間がかかってしまいました。後半はギアを上げることができたけど、前半から同じ強度でやれていたら、違う展開になっていたと思います。

 

Q:高校サッカーを振り返っての感想は?

 

A:辛いことや嬉しいこと、色んな感情を全ての仲間、支えてくれる保護者の皆さんと共有して、一緒に戦ってこれて、僕にとって、かけがえのない時間だったと思います。

 

Q:進路に向けて、意気込みをお願いします。

 

A:3年生は進路に向けて、切り替えて、進路に向けて、努力していきたいと思います。

 

Q:後輩たちに望むことは?

 

A:サッカーだけでなく、人間的にもいい後輩ばかりなので、結果を残してくれると思いますし、2年生が引っ張ってくれると思うので、とても期待しています。

 

 

【写真家の独り言】

今大会は西陵の試合を全て取材したが、試合毎に成長が感じられた。短い期間での成長は彼らが人間的な能力の証と言えるだろう。

2年生に得点源となる選手が多くいるので、新チームにも期待したい。

2年生の新井 祥太、1回戦では2得点の活躍を見せた。