九州サッカーリーグ 日本製鉄大分サッカー部–FC延岡AGATA | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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 7月3日はジェイリースFC–川副クラブの後、日本製鉄大分サッカー部–FC延岡AGATAの試合も行われた。(以下、新日鉄・延岡)

 

新日鉄は新型コロナの影響を受け、2020年と2021年は九州リーグ参加を辞退しており、今シーズンは3年ぶりの復帰となった。

長年、九州の社会人サッカーをリードしてきたチームであり、この復帰は九州のサッカー界にとって大きなニュースといえる。

 

 

延岡は2019年に誕生した若いチームで、今シーズンから九州リーグに初昇格した。

宮崎県延岡市をホームタウンに、将来のJリーグ参入を目指している。

森永 将斗 九州国際大学附属高校出身

 

 

【レポート】

 延岡の攻勢で進むが、前半はスコアレスで終了する。

 

 

 

後半に入ると、延岡が一気に突き放す。

59分、田中 真輝の右サイドからのグラウンダーのクロスにを、森永 将斗が足で合わせて先制する。

 

 

75分に酒井 将輝のゴールでリードを広げ、勝負を決める。

NO.16 酒井 将輝

 

アディショナルタイムには、吉武 莉央がPKでダメ押しゴールを決め、3–0と延岡が快勝した。

 

 

 

【コメント】

FC延岡AGATA 桑原 勇斗監督

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:前半は相手の守備ブロックを崩し切れなかったし、逆に相手のロングボールや空中での強度に負ける場面もあり、早い時間帯に得点したいと思っていたので、ポジショニングを変えたり、スペースを突くことを話していましたが、同時にそれが相手にとって守りやすい状況にもなりました。

 

後半は『もう少しボールをペナルティエリアに入れて、2トップが大胆にアクションを起こした時に使おう』と話して、結果的にカウンターで得点が入ってっから気持ち的に楽になりました。

 

はっきり引かれた相手に対して、自分たちが崩すのではなく、ボールをどう失うかもデザインしようと話しているのですが、そういった点を課題として頑張りたいと思います。

 

Q:ここまでの今シーズンの戦いは、どのように感じていますか?

 

A:どのチームとやっても、そこそこ戦えますし、今は上位にいますが、それで満足してはダメだと、私も選手も思っています。

 

1位の沖縄SVとの違いは、勝負に対しての強かさ、執念だったりが、クラブも選手も足りない部分だと思います。

しかし、サッカーの内容、運動量、プレー強度などは、どのチームにも負けた試合はないので、そこは自信を持ちながら、経験を積み重ねて、勝っていきたいと思います。

 

Q:森永 将斗に対して、監督の評価を教えてください。

 

A:森永は手を抜くことはないし、毎日一生懸命にやっています。

ただ、もう少しだけ『俺が点を取る!』という気持ちを練習から出してほしいと思います(笑)

 

Q:このブログは高校生が多く見ているのですが、社会人でサッカーを続けたいと思っている選手にアドバイスをお願いします。

 

A:僕もユースチームを見てきましたが、現時点で、自分より上手い選手は沢山いますし、少なからず、目の前でプロになっていくという経験をしてる選手もいると思いますが、人生は何が起きるか分からないので、大学に行こうにも、別の場所で続けるにも、自分を高いレベルに身を置きながら高い意識の中で続ければ、必ずチャンスは来ると、高校生に伝えたいと思います。

 

FC延岡AGATAは、まだプロではないですし、九州リーグという地域リーグの中で、サッカーをしていますが、その中にも選手としての幸せはあるし、まだ若い選手が多く、自分の将来を信じて、続けている選手もいます。

自分たちが活躍することで高校生や大学生に『こんなクラブがあるんだ。諦めなくて良いんだ。』と思ってもらえるクラブになりたいと思いますし、高校生にも、高校総体や選手権など、自分の目標に向かって頑張ってほしいと思います。

 

 

森永 将斗選手

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:立ち上がりから、点を取りにいこうと試合に入り、前半は無得点でしたが、結果としては個人的にもゴールを決めれたので、良かったです。

 

Q:県リーグ、九州リーグとプレーしての感想をお願いします。

 

A:今年から九州リーグに上がって、県リーグとはスピード感やプレーの強度が全然違うので、まだまだ成長できるリーグだと思います。

 

Q:仕事は、どんな形でしていますか?

 

A:このチームは、みんな別々の仕事をしていて、自分はスポンサー企業で、福祉系の仕事をしています。

 

Q:社会人のカテゴリーでプレーするにあたって、後輩へのアドバイスをお願いします。

 

A:日々の練習で、手を抜かず、チームとしても、個人としても、レベルアップして、上を目指してほしいと思います。