4月7日、大分県別府市にある実相寺サッカー競技場へと足を運んだ。
『キリンビール株式会社大分支店カップ(全国クラブチームサッカー大会大分県予選)』に出場するジェイリースFCの取材が目的。
試合前のミーティング
このチームは大分トリニータのスポンサーでもある『ジェイリース株式会社』が社会貢献の一環で特定非営利法人カティオーラと連携して結成し、同社のサッカー部として活動している。
結成2年目の若いチームで、今シーズンは大分県2部リーグ所属だが、元トリニータの選手が数名所属しており、県内のサッカーファンからは注目の存在であるようだ。
木島悠、Jリーグでは清水、大分に所属し、昨年まではヴェルスパ大分でプレーしていた。
対戦相手は同じ大分県2部の所属、戦力を考えればジェイリースが圧勝するように思えるが大量得点とはならず、相手ゴール付近に迫ってもシュートに至らない場面が多く、シュートも思うように枠を捉えられていなかった。
梶谷 充斗
苦戦しながらも何とか1点先制して前半を折り返すと、後半8分に木島 悠が右サイドで粘ってクロスを上げ、それにヘッドで決めてジェイリースがリードを広げる。
終了間際に1点を返されるが、2−1で勝利し、2回戦へと進出した。
【コメント】
ジェイリースFC、永芳 卓磨選手兼任監督
FC岐阜からプロ生活をスタート、2011年から13年までトリニータでプレー、
Q:現在、チームが抱えている課題を教えて下さい。
A:現在は社員の選手が少なく、練習でメンバーが集まらないことも多々あるので、極力早く社員でチームを作れるように改善して行くことが、一番の課題だと思います。
Q:ジェイリースの社員として働いているのは、どんな選手ですか?
A:社員としては大学卒業後に入社した選手が多いです。
Jリーグや、JFLでプレーした選手のセカンドキャリアの選択肢の一つにもなりたいので、今後はそのような選手も増やしたいと思います。
Q:チームの目標を教えて下さい。
A:今は九州リーグに昇格することだと思います。
Q:このブログは学生が多く見ているのですが、卒業後もサッカーを続けたいと思っている選手たちにアドバイスをお願いします。
A:社会人で一番大変なのは仕事面で、サッカーを続けながら生活リズムやバランスを取ることが課題になると思います。
やろうと思えばやれるし、サボろうと思えばサボれますが、サッカーを続けられる環境を作って整えたいと思っています。
プロになれなかったから辞めるのではなく、プロ以外の場でも続けることは出来るので、是非サッカーを続けて欲しいと思います。
【写真家の独り言】
戦力的に考えれば、ジェイリースが圧勝する戦力を持っているが、相手からのマークはその分厳しく、やはり簡単に勝てるものではない。勝負の奥深さを認識する試合であった。
Jリーグ、JFL経験者が数人在籍しているが、連携しているカティオーラの社会人チームに所属していた選手が多く、経歴は様々だ。学生生活の努力次第で、このようなチームでサッカーを続けることも可能になる。
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