先の選手権でベスト4入りを果たし、大会の主役となった飯塚高校(以下、飯塚)と毎年、打倒4強の候補と目される筑紫台高校(以下、筑紫台)3回戦最大の注目カードとなった。
飯塚高校
筑紫台高校
【レポート】
序盤は筑紫台のペースで進む。FWの西村 正輝がシュート以外でもボールに絡み、チャンスを作っていた。
西村 正輝
19分、右サイドから西村 正輝 が切り込み、角度のない位置でシュートを放ち、GKの手に当たってゴール方向に流れたボールをDFがコーナーにクリアーして何とか逃れる。
19分、筑紫台の決定的な場面
しかし、そのコーナーキックを高田 翼が決めて筑紫台が先制する。
ゴールを決め、仲間から祝福を受ける高田 翼No.4
飯塚は昨年のチーム同様、ショートパスで展開するスタイルだが、パスミスでピンチを多く招き、苦戦していた。
26分と28分、GK城戸 拓美に防がれるが、春本 騎士が強烈なシュートを放ち、ここから飯塚がリズムを掴み始める。
前半は筑紫台の1点リードのまま終了したが、後半は一気に飯塚の試合展開となった。
後半7分、上野 優汰がペナルティーエリアに切り込んでファールを誘いPKを獲得、それを自ら決めて、飯塚が同点に追いつく。
後半10分、右サイドから攻撃を展開し、ペナルティーエリア内で、ボールを受けた橋岡 佳が胸でトラップしてシュートを放ち、ネットを揺らし、飯塚が逆転に成功する。
ゴール直後の橋岡 佳
その後、飯塚は城戸 海人
上野 優汰が追加点を決めて4−1と大差で勝利し、準々決勝に進出した。
【コメント】
飯塚高校、橋岡 佳キャプテン
Q:試合の感想をお願いします。
A:コーナーキックで決められた後に少し慌てたけど、後半は修正して、カウンターとか色々な形で決めることができて、最終的に4−1で勝てたから良かったです。
Q:自身のゴールの感想をお願いします。
A:後方からのボールで、逆回転がかかっていて難しいボールだったからドキドキしたけど、決めれて良かったです。
Q:今年のチームの特徴を教えて下さい。
A:去年と一緒で、『魅せるサッカー』を目指してやってますが、去年よりもレベルアップしたサッカーで魅せたいと思います。
Q:最後の選手権までに、どんなチームになっていたいですか?
A:他ではないようなサッカーをして、最後は東福岡を倒して、全国に行けるチームになりたいです。
Q:次の試合への意気込みをお願いします。
A:東海も県内でトップクラスですが、自分たちのペースに持ち込んで、最終的に勝って、準決勝、決勝に繋げられるように勝ちたいと思います。