1回戦を接戦の末に勝ち上がった北九州高校(以下、北九州)とシードで今日が初戦の東海大学付属福岡高校(以下、東海)の対戦。
北九州から見て、4強の一角である東海は格上だが、新人戦では同カードで、1−0の接戦で東海を苦しめている。
【レポート】
序盤、北九州が規律を持った守備で、東海の攻撃を封じ、東海の隙を突いて、何度かバイタルに侵入する場面もあり、狙い通りの試合展開のに見えた。特に右サイドからの攻撃に対しては、内山 斗哉が、しっかりと対応し、東海を苦しめていた。
内山 斗哉
14分と26分には、東海のシュートが枠に飛ぶが、GK中村 悠太が押さえる。
中村 悠太
ここまで、プラン通りに展開してきた北九州だが、29分に吉田 純のGKへのバックパスがルーズになったボールを、東海の大濱 陸に奪われ、ループシュートがゴールに吸い込まれ、東海に先制を許す。
持ち直したい北九州だが、アディショナルタイムに痛恨のPKを与えてしまい、これを橋本 祐太に決められ、0−2で前半を折り返す。
後半、北九州はモチベーションを下げず、立ち上がりにはチャンスも作った。その後、しばらく我慢の時間帯もあったが、後半23分、三谷 尚がグラウンダーのシュートを右隅に突き刺し、1点を返す。
1点を返し、急いでボールを拾う北九州
流れが北九州に傾くかに思われたが、後半28分、田原 佑真のゴールで再び2点差に離される。
点差が開いた後も、北九州に得点の雰囲気はあるが、得点に至らず、アディショナルタイムにダメ押しの4点目が決まり、東海が4−1で勝利した。
【コメント】
北九州高校、泉 弘紀監督
Q:今日の試合と、1年間を振り返ってのコメントをお願いします。
A:毎年、最後は後悔が残りますが、選手は1年間、よく頑張ったと思います。
今年の県大会では、東海、東福岡の2チームに負けましたが、いわゆる4強以外のチームには勝ってきたので、来年は4強に勝てる力を付けないといけないと思います。
今日の試合は前半の失点の仕方が、ミスと終了間際のPKで良くない失点で、後半2−1に盛り返しましたが、選手としては限界だったかなと思います。
ゲームプランとしては、前半を0−0かリードされても1点差で折り返したかったですね。後半の失点は後悔はしていません。
今年の3年生は人数が多くて、ベンチにも入れない選手も最後まで残ってくれたし、怪我で出れなかった選手も居ますが、やり続けてきたことを褒めてあげたいと思います。