3年生インタビュー、小倉東高校、斉藤 大悟 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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今回は北部ブロックで、強烈な存在感を放った、小倉東高校のキャプテンの斉藤大悟選手に高校サッカー生活を振り返ってもらった。

3年間、小倉東のサッカー部で過ごした感想を教えて下さい。

斉藤 大悟

インタビュー中に見せた笑顔には、まだ、あどけなさを感じた。

1年生と2年生の時は、あんまり試合で活躍できなくて悔しかった分、自分たちが3年生の代で結果を残そうと思っていたので、県大会に出て勝てたことが、一番嬉しかったですね。

総体予選県大会、九州高校戦


君たちは泉 先生から誘われたと思いますが、入学時には移動されて監督が代わったのは不安要素にはなりましたか?

泉 弘紀前監督(現北九州高校)

泉先生が偉大な方だと聞いていたし、みんな少し不安とは言っていましたね。


3年間、小森先生のチームでプレーしてどうでしたか?

学校生活、部活中も怒ることは滅多になく物静かな監督でしたが、サッカーに対しては熱く、自分たちに多くの知識を伝えて頂きました。

自分たち36期生は、個性的というか、わがままで小森先生を困らせることもありましたが、最後まで見捨てず、指導して頂きました。
小森先生だからこそ、最後まで楽しくサッカーができたと思います。


3年生の1年間はどうでしたか?

ゴールを決め、サブの選手とハイタッチ。この光景は頻繁に見られた。

自分はキャプテンというのがあったので、『自分が変わらないと、周チームも変わらない!』と思ったから、1、2年のときはチャランポランしてたけど、キャプテンになってからは自分が一番しっかりしようと、心がけました。


新人戦から結果を残しましたが、最初から先輩の記録を超える自信はありましたか?

チーム全体では、そういう意識はあったんですけど、周りがはやし立てるほどの実力はないと思ってましたね(笑)

だからキャプテンを任されて、周りに期待されている分、『このチームで結果を残せなかったら』って責任みたいなのを、いつも意識してましたね(笑)


新人戦予選では8−0とハイスコアも記録して、県大会で1回戦を突破してからは、他のチームからも『小倉東は強い!』と聞くようになりました。この頃には、少し自信が着いていたのではないですか?

やっぱり課題の方が多かったですね。
点数は取ってるけど、決定力とか守備の内容だったり、出来てない部分が多かったので、そういうところは、チームで話したりしていました。

まだ2月に八幡高校との入れ替え戦があって、その試合に勝って1部昇格を決めれたら、気持ち的にも楽になれたと思うんですけど、負けてしまったので『課題が多いな』と思っていました。


一番、印象に残っている試合を教えて下さい。

やっぱり最後の(福岡大学付属)大濠戦ですね。あの日のチームは良いと感じたし『行ける!』と感じていました。

最後はPK戦だったそうですが、敗戦が決まった時は、どんな心境でしたか?

自分は足が吊って後半の途中で交代して、申し訳ないと思いながら見ていました。
PKは運だから、誰かが外しても仕方がないと話してたんですけど負けた時は、やっぱり凄く悔しかったですね。


卒業後は大学に進学するそうですが、どんな大学生活を送りたいですか?

これからは勉強が中心になると思うんですけど、1人暮らしなので家事も身につけたいと思います。


最後にサインと一緒に、自分が今思うことを書いて下さい。

自分が納得できるまで何度も書き直していた。


斉藤 大悟



6才からサッカーを始めて、センターバックやボランチを経験したのち、中学3年生からは主にフォワードとして活躍した。

高い得点能力でゴールを量産し、強い責任感でキャプテンとしてもチームに貢献してきた。
成績も学年トップクラスで、何事にも真面目に取り組む性格のようだ。
チームメイト曰く、少し天然な部分もあるという。

卒業後は大学に進学する。まだ将来の目標は決まっていないようだが、大学の4年間でやってみたい仕事に出会って欲しい。