第95回全国高校サッカー選手権大会 福岡大会2回戦、折尾愛真高校-小倉高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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折尾愛真の応援席

前回大会、初戦敗退の雪辱に燃えるシードの折尾愛真高校(以下、愛真)と1回戦で八幡高校を大差で破り、勢いを感じさせる小倉高校(以下、小倉)の対戦。

小倉高校の応援席

【レポート】
4分、愛真は右からのクロスに林 大智がシュートを放つが、DFがブロック、跳ね返ったボールを林 大智が何度か打ち直すが、いずれもブロックされ、最後はペナルティーエリア外まで転がったボールを田中 圭亮がシュートするが、バーを超える。

田中 圭亮

7分、愛真の攻撃から小倉がボールを奪うと、西野 翔哉がドリブルでカウンターを仕掛け、ゴール右を狙ってシュートを放つが、ポストに嫌われる。

17分、愛真は左サイドからクロスを上げ、受けた選手がシュートを放つが後藤 誉幸がブロックし、セカンドボールを愛真がシュートするが、GK八谷 恵次がコーナーに逃れる。

後藤 誉幸



八谷恵次


23分、愛真は左サイドから斜めにボールを入れ、永田 元気が走り込むが触れる前に八谷 恵次に押さえられ、得点に至らない。

永田 元気

愛真が攻めるが両チーム無得点で、前半を折り返す。

立ち上がりから愛真が攻撃を仕掛けるが、硬さがみられ、思い通りの攻撃を展開できていない。
小倉はシュートは2本だけだが『守備重視』の意思統一がされているようで、狙い通りに展開している印象を受けた。

前半、愛真の攻撃を封じる小倉


後半に入り、一次は小倉が攻勢を強めるが、徐々に愛真がペースを掴み始める。19分、冨永 晶平から松尾 柊茉にパスを繋ぎ、最後は林 大智が右足のシュートでネットを揺らす。苦しんだ愛真だが均衡を破った。

ゴールを喜ぶ愛真イレブン


4分後には松尾 柊茉がゴールを決めて突き放す。

突き放された小倉はアディショナルタイムに長岡 道がゴールを決め、1点を返す。

得点直後、センターサークルへ走る西野 翔哉


ラストワンプレーにかけて最後までゴールを狙う小倉だが、同点には至らずタイムアップ。
愛真が準々決勝に進出を決めた。

健闘をたたえ合う両選手





【写真家の独り言】
小倉は守備の時間は長くとも、後半の途中までは間違いなくペースを握っており、ハーフタイムを迎えた時点で小倉の勝利を確信したが、さすがはシードの折尾愛真、簡単に相手に勝利を譲らなかった。

小倉は昨年と同じ2回戦での敗退となったが、アディショナルタイムでも分からない展開で、先輩たちを僅かだが上回ったと私は思っている。

この学校は県内でも屈指の進学校で、部員の中にも難関大学を受験する選手もいる。そんな中で、サッカーと両立してきた彼らを、尊敬せずにはいられない。
受験まで時間は少ないが、目標とする大学に合格することを祈って心からエールを送りたい。