【前半戦】
開始3分、北九州高校(以下、北九)は、ハーフェーライン付近からのフリーキックをペナルティーエリアに放り込み、DFが跳ね返したボールを、木村 篤史がペナルティーエリアの外から、ゴール右を狙って放ち、GK尾上 賢太が弾いてコーナーに逃れる。
ファーストシュートを放った北九だが、その後は苦戦を強いられる。
6分、九州高校(以下、九州)は左サイドからの攻撃で、シュートを放ち、GKは弾いたボールを拾い直し、再びシュートを放つが右に逸れる。
8分、北九が持っていたボールを右サイドで奪い、左にサイドチェンジし、受けた選手がシュートを放つがコーナーキックに変わる。
九州は12分、右サイドのコーナー付近からのフリーキックでクロスを上げ、ヘッドで会わせるが、バーを超える。
九州は相手からボールを奪うと着実にフィニッシュまで持って行き、試合のペースを掴む。対する北九はファーストシュート以降は、ペナルティーエリアに近づきはするが、チャンスを作れず、嫌な展開となる。
19分、九州はGKを躱し、ネットを揺らして先制に成功。
ここからゴールラッシュとなり、伊藤 麻陽、結城 桂也のハットトリックなどで、大量得点を奪い、11-1と九州の圧勝となった。
【コメント】
九州産業大学付属九州高校、結城 桂也選手
Q:試合の感想をお願いします。
A:最近はオフェンス陣が点を取れてなくて、ディフェンス陣はしっかり守ってくれてるから、オフェンス陣が、しっかりしないとって思って、今日は絶対に勝とうって思ってやりました。
最初の10分は点が取れなくて、1点入ってから点を重ねていけたので、良かったです。
Q:選手権の二次予選まで、あと1ヶ月ですが、意気込みをお願いします。
A:練習中から、みんなで声を掛け合って、モチベーションを上げて、最高の結果を残せる様に頑張りたいです。
伊藤 麻陽選手
Q:試合の感想をお願いします。
A:立ち上がりは悪くて、立ち上がりを良くしようってチームの目標があって、最初の5分から10分で点を取ろうって話してて、カウンター気味で攻めて行ったんですけど、1点目は頑張って追って、運も味方に付けてラッキーでした。2点目は、バイタルでシュートしか考えずに、ちゃんと入って、3点目は大期(柳瀬)のクロスが絶対来るって信じて、GKの位置も見てループ気味に打ちました。
Q:選手権二次予選まで、あと1ヶ月ですが、意気込みをお願いします。
A:FWなので、点を取ることがベストですけど、チームを勝たせることが、自分の役目だと思ってるので、その為に、あと1ヶ月の練習を頑張って行きたいと思ってます。
北九州高校、甲斐 正義キャプテン
A:感想をお願いします。
Q:立ち上がりから悪くて、試合の入りが最悪でした。次からは、こんな結果を繰り返さない様に努力していきたと思います。
Q:この敗因は何だと思いますか?
A:練習からの雰囲気だと思います。
Q:選手権まで、1ヶ月という時期ですから、怪我を恐れたりした部分はありませんでしたか?
A:試合前の先生(泉監督)の話しでもありましたけど、でもその面で、気を使う所はみんな無かったと思います。
Q:選手権の意気込みをお願いします。
A:ベスト4を目指して、ここから這い上がって行きたいと思います。
今日はサッカーとは思えないスコアで大敗した北九州高校だが、昨年、プリンスリーグで9-0と大敗した九国は、選手権で準優勝を果たしている。
この時期は選手の中にも様々な想いがあり、メンタルバランスを崩しやすい時期であり、結果に現れることも少なくない。
今日の反省をしっかり出来れば、ここからの巻き返しは充分に可能である。二次予選までの成長に期待したい。