豆腐野郎のブログ

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ボクシングを中心に書いて行く気がしますが、先行きは不透明です。
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【オースティン・トラウト VS サウル・アルバレス】

初っ端から驚嘆したのはカネロのディフェンス能力の高さ。
トラウトの鋭い長距離ジャブを多彩なボディ、ガードワークで捌く。
ポイントはトラウトが抑えていると見たが、カネロがパターンを認識し、攻勢に転じる時に試合が動く予感がした。
しかし前半はむしろトラウトの方がカネロの動きを見切り、的確にボックスしている印象だった。

中盤から後半にかけては、バテたのかダレたのか、カネロの動きが鈍った。
トラウトの強烈な攻め込みを適当にすら見える動作で、しかし中々に的確に防御し切り、時折ハードブローを返して見せる姿は風格すら感じたが、ポイントが取れているとは思えなかった。
ダメージゲームではカネロが勝り、明確なダウンも奪った。
例えばK-1方式の採点ならば圧勝に違いなく、全体の印象ではカネロが勝っていたとは思う。

しかしラウンドマスト方式での採点なら、トラウトに分があると思えた。
個人的な採点は116-111でトラウト。
GBPデシジョンでのドロー、もしくはカネロの僅差勝利も有り得るとは思ったが。
118-109などと言うふざけたスコアを含めたユナニマスとは驚いた。


後半の、妙に美人な婦人の心配顔と柄にも無く攻勢に出るトラウトが疑問だったが、公式ジャッジ公開方式だったのか。
配信でもスコアが表示されていたが、4R終了時のカネロ支持を見て、公式ではないと思い込んでいた。


【ビクトル・テラサス VS クリスチャン・ミハレス】

俺のアイドルミハレス(結構本気)が負けた。
僅差のスプリット、までは予想通りだったが、勝ってくれると信じていたのに。

つまらないからフルラウンドは見ていないが、1R、2Rと細かいパンチを被弾しているのを見て、これは負けでも仕方ないなと思った。

ミハレスが劣っているとも、衰えたとも思わないが。
コンバーテッドサウスポーで脱力したパンチを連打するスタイルではジャッジに嫌われても仕方が無い。
実際被弾よりも多くの手数とヒット数を稼ぎ、パワー意外の要素で明確にダメージまで与えてはいるのだろうが。

すれすれでパンチをかわし続けるスリリングなディフェンスも、超人的な反射神経を駆使しているようにも見えるが。
実際のところ、脱力から来る身体的、精神的な余裕が生み出すオプションであると思っている。
身体も精神も、余裕があるからこそ可動域が確保できている。
しかし絶えず実行し続けるにはかなりの動体視力とそうとうな身体制御能力とボクシング知識とそれらを統合する思想と自信が必要か。
オプションを得たとしてもそうそう使いこなせないから、誰も脱力しないのだろう。
実に正しく、理に適ったスタイルだと思うが、あまりに独創的過ぎて理解が困難。

テクニカルだが、勝ち逃げするスタイルではなく、倒す時は倒す。
今回のテラサスもダウンを喫し、流血も激しかった。

全盛期よりは力を込めており、手数と柔軟性はスポイルされてはいる。
キャリアを重ねる中で、フルラウンド削り続ける試合運びに飽きたのでは?
あるいは、倒せる時に倒した方がより効率的だと言う結論から攻撃型にシフトしたのか。
どちらも勝手な想像だが。

今回の敗戦でトップ戦線からは離脱になるのか。
年齢的に考えてこのまま引退も有り得るのか。

ミハレスのスタイルが評価される日が来て欲しかったが。
しかし圧倒している時は非常に小気味良いのだが、拮抗しているとつまらない。
俺もアイドルとか言いつつ、ミハレスの試合はあまり観ていない。
日の目は見そうにないか。

とにかく、他の選手とはベクトルの違う天才性を見せてくれたボクサーだったと思う。
ありがとうミハレス。