病院で事務職として働いていた僕は「言語聴覚士になりたい」と一念発起!…46歳の時でした。
48歳で国家試験に合格して、言語聴覚士として働き始めました。
臨床10年目の57歳の夏、かつて断念していた「心理職の資格取得」のチャンスがあることを知り秋から準備を始めました。
そして、58歳の夏に第5回公認心理師試験に合格することができました。
今回のブログ記事では、試験前日について綴ります。
2022年7月19日(日)が第5回公認心理師試験日でした。
自宅から試験会場まで遠いので、会場近くのホテルに前泊することにしました。
ホテルの近くで美味しいランチを食べて、午後からチェックイン後は、部屋で好きな音楽を聴きながらゆっくりとテキストを眺めながらゆる〜く過ごそうと考えていました。
おかげさまで、僕のテキストは購入時のパリッと感は消え去り、貫禄充分の風貌に変わってしまいました。
使用感に満ち満ちたページをめくると、書き込みだったり、付箋が貼ってあったりと、絶対無二のオリジナルノートと化していたのです。
僕にとっては、既にテキストの域を超えた『お守りのような存在』にさえなっていました。
それだけ持ち込めば充分でした。
本番前前日の夜は「快適なホテルの一室で、リラックスしてテキストを読んでる自分」をイメージしながら床につきました。
が、しかし、思い通りにいかないのが現実です。
ここにきて、まさかの体調不良が僕を襲ったのです。
試験前日の7月18日、起床と共に身体の違和感がありました。
頭がぼんやりして鼻がムズムズしてくしゃみが連発するのです。
熱はないのですが鼻水が止まりません。
前日に職場でPCRを受けたばかりで陰性だったので、そちらは疑いませんでした。
風邪をひいたというよりは、何かでアレルギー反応がでたような感じで
頭がぼーっ
鼻水
くしゃみ
の三重苦で、なにかに集中して取り組むなんて難しい状態でした。
「なんでこんな日に!」と思いましたが「これも運命」と開き直りました。
そして、このような状態でテキストを読み返しても「精神衛生上良くない」と判断してホテルにチェックイン後は、ゆっくり過ごし早く寝ることに決めました。
小青竜湯をバッグに忍ばせてホテルへ向かいました。
小青竜湯は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、咳などの症状がある時、かぜやアレルギー性鼻炎などでよく処方される漢方です。
眠くならないので(個人差があります)我が家の常備薬で、主に花粉症の季節にお世話になっています。
チェックイン時にフロントに翌朝のタクシーの手配をお願いしました。
この時、タクシーを予約していなければ、翌日は大変だったと思います(Gルート受験ラストチャンスの年だったが故に、多数の受験者に伴う混雑ぶりは半端なくて、いろんな影響が出ていました)
こうして、試験前日に心配された体調も当日は「昨日の体調はなんだったの?」と思えるほどの快適な目覚めでした。
朝食後、準備を整えて、ホテル前に待機していたタクシーに乗り込んで、試験会場に向かいました。