こんにちは、医療職のダイです。



病院で事務職として働いていた僕は「言語聴覚士になりたい」と一念発起!…46歳の時でした。

そして48歳で国家試験に合格して、言語聴覚士として同じ病院で働き始めました。



ブログ記事では、当時のことを振り返りながら綴っていきます。


公認心理師のGルート受験を決意して、実際に受験勉強を開始したのは2021年の9月に入ってからでした。

試験日が2022年7月17日でしたので、残された準備期間は約10ヶ月。

僕らのような現認者が、Gルートの受験資格を得るためには「現任者講習会」を受講する必要がありました。

公認心理師法の定めるところの「現任者」は「現任者講習会」を受講し修了すれば、2017年から5年間に限り、特例として、公認心理師試験の受験資格が与えられたのです。


「現任者講習会」は感染症対策もあったのか時流でもある「オンライン受講」にて在宅受講が可能でした。


オンライン受講は隙間時間を利用して自分の生活パターンに合わせて受講できるので、仕事をしている身にとってはとてもありがたく助かりました。

講義の内容によっては、他の受講者とのリアルタイムでのディスカッションの時間がありましたが、ZOOMを使いストレスなく参加することが出来ました。

僕のような保健医療の従事者以外にも教育や福祉分野からも多数の現任者受講生が参加していて、そうした人たちとディスカッションするのがとても楽しかったです。

与えられたテーマについて、その内容が自分や相手の得意分野だったりすると、教えたり教えられたりと有意義な時間でもありました。

そうした時間の積み重ねが「公認心理師になりたい」という気持ちをより強固なものにしていったのです。




僕は、公認心理師試験の受験を決意した後、すぐにインターネットを利用して情報収集にあたりました。

そしてそこではWebサイトやYouTubeでいろんな立場のいろんな人が「公認心理師試験攻略についての経験談」や「国試に対する自分の考え」などを述べていました。

なかには

「3ヶ月の受験勉強で合格できた」

「1ヶ月で用語集を暗記することができた」

といった強者もいたりしました。

自分が勉強してきた参考書や問題集やノートの詳細を公開する人もいて、その内容の深さと量の多さをみて驚き。

いろいろ見聞きする中で「ここまでやらないと合格できないのかな」「自分はここまではできないな」などと不安になったりもしました。

公認心理師試験合格に向けた勉強法や考え方は人それぞれでした。

このように、彼らが発信している言葉だけを切り取れば(たしかにインパクトがありました)感心したり不安になったりすることもありました。

が、やがて、みなさんがアピールするところの裏側の見えないところで、やっていることは皆同じなんだとも思えてきたのです。

それは「テキストと過去問を使った反復学習」です。

そうしたことシンプルに述べている人もいらっしゃいました(そのほとんどが先生と名のつく人でした)

そして「人間の能力ってそうそう差がないはず」「基本的なことを愚直に継続すれば結果はついてくる」と考えました。

ある程度のことを確認すると、その後は試験対策に向けたネット配信はあまり観なくなってしまいました。


「いろいろ情報を入れすぎると迷ってしまう」

「でも、迷っている時間はない」

と考え、早急に自分の学習法を確立して、実際に手を動かして勉強に取り掛かる必要性を感じたからです。


受験勉強の方法に、受験生向けの専門学校の通信教育に申し込むという選択肢もありました。

しかし「費用がかかること」「自分のペースで勉強したいという気持ちが強かったこと」のふたつの理由で僕は独学を選択しました。

そして、

「自分で精一杯やって、どのような結果が出てもそれを受け止めること」

を自分の中で宣言しました。


幸いにして僕は、10年前に言語聴覚士の国試受験を経験していましたので、それが公認心理士の受験勉強に活かせました。

しかし当時との大きな違いがありました。

・仕事との両立しながらの学習
・10ヶ月という短期間の学習

といったことです。

こうしたことを踏まえて、勉強のためのまとまった時間が取れない環境で、隙間時間を利用した国試合格に向けた僕のチャレンジが始まりまったのです。