こんにちは、医療職のダイです。



僕が大学を卒業してから医療職に就くまでの経歴は以下の通りです。
① コンピュータ会社に就職
② 体外診断薬メーカーへ転職
③ 新規事業に伴う別会社への転職〜退職
④ 紆余曲折の黒歴史
⑤ 病院へ転職 

今回は⑤の病院へ転職してからのお話しです。



実際に病院の事務職員として働いてみて、そこに、独特の感覚と組織風土を感じました。

いくつか例をあげると

・伝統保守的
・変化より現状維持
・会議や委員会の重圧感
・職種によるヒエラルキー
・意見は持つが発言せず
・入退職者の多さ

と言った事です。

一般企業を渡り歩いてきた自分の感覚と少し違っていました。

多少の違和感を覚えましたが、これが医療風土なのだろうと考え、まずは、いったん自分のなかに受け入れて取り組んでいこうと思いました。



当時の所属部署は、自分を含めた5人でした。

仕事内容は

日々の現預金の入出金と伝票管理
仕入や給与支払いの資金繰り
病棟への物品の払い出しと在庫管理

をメイン業務としながら、

求人や入退職に伴う関連機関とのやりとり
施設基準・人員基準の新規変更の届出
日々送られてくる多数の郵便物の対応
地域の高齢者に対する健康教室の運営
院内機器のメンテナンス管理
不在者投票の対応
などなど…

といった事をパタパタやっていました。



当然のことながら、自分にとっては、はじめてづくしで、目が回りそうで、日々頭の中がパンク状態。

先輩も上司も昔気質で「仕事は見て覚えろ」のタイプです。

僕もどちらかとと言えばそっち系ですので、それ自体は問題ありませんでしたが、

「これって…ん?」

と思うことが多々あり、職場に行くのが苦痛な時期もありました。



いま思えば、お金や人事を扱う部署の厳しさを教えて頂いたのだと理解しています。



僕は38歳の中途採用だったのです。

それなりの働きが求められて当然です。



良かったり、悪かったり、叱られたり、一喜一憂しながら、日々仕事に取り組んでいました。



なによりも、冒頭にも書いていますが以前に「④紆余曲折の黒歴史」を経験していたので、

「毎月決まった給料が振り込まれる」

「自分の所属がある」

ということが、自分にとってかけがえのないことでした。



ですので、多少のことがあっても頑張ることができたのだと思います。