僕が大学を卒業してから医療職に就くまでの経歴は以下の通りです。
① コンピュータ会社に就職
② 体外診断薬メーカーへ転職
③ 新規事業に伴う別会社への転職〜退職
④ 紆余曲折の黒歴史
⑤ 病院へ転職
今回のブログ記事は②〜③のおはなしです。
ある日、休憩時間に新聞を読んでいると取締役から
「ちょっといいか」
と声をかけられました。
そして伝えられたことは、
「新規事業の関連会社新設を手伝って欲しい」
といった内容で、夢のある素晴らしい話でした。
開設メンバーは僕を含めた7名。
当初は、僕らの身分は、新会社へ出向という形で話が進んでいました。
しかし、途中からトップでの話がこじれはじめました。
そして結果的には会社的には『新会社設立は認めない』という話になってしまったのです。
その時点では既に、僕らメンバーで設立準備を進めていたこともあり、今さら引くに引けない状況となっていました。
結局、取締役以下のメンバー全員が退職しての新しい道を選択したのです。
これが、2度目の転職となりました。
希望に満ちた気持ちで新会社を立ち上げたまでは良かったのですが、その後は次々と押し寄せる世間の荒波の洗礼を受ける事になります。
予定していたこと、あてにしていたことがことごとく頓挫していったのです。
そのうち、仲間がひとり辞め、ふたり辞めていきました。
当初とは違った方向に向かっていく会社に、将来を描けなくなった僕は退職してまったのです。
いま、思うに、そうなった原因は、後になって分かった話もあり
自戒の念を込めて…
当時の自分の浅はかさに尽きるし、自分の自信のなさが、うまい話に飛びつかせたのだとも思えるのです。