結論から言うと踏み込みは意味があるし必要だと思います。

以下は結論に至るまでの過程をつらつらと。

 

 

右足のかかとが痛くて稽古ができません!という声を聞いて、なんかかかとが痛くならないコツとかないかぁと検索して見つけたのがこちらのページ。

 

 

なるほどなぁ、足で床を打突するイメージか。

でもあんまビシバシやってたら結局かかと痛くなったりするんじゃないの?自分の時はどうだっけ、と検索かけたら出てきたのがこちら。

 

 

なるほどなるほど、右足を高く上げなきゃ右足に掛かる負担も少なくなるから痛くなることはないのか(理屈を完全に忘れてた)

 

まぁでもどっちにしても大事なのは

 

前方に倒れ込むような左足の押し出しによる体重移動

右手&左手の押し引きによる瞬間的に加速する竹刀操作

 

この2つのタイミングを竹刀が当たる瞬間にいかに一致させるか、なんじゃないの?

足だけバーン!と鳴らしても意味なくね?と思っていたんです、実際にやってみるまでは。

 

 

右足をスッと小さく浮かせて前にスライドさせて、かかとが床についた直後に中指の指球が床につくような感じで、土踏まずの部分の空気を踏み割るように踏み込み。

それと同時に竹刀を振り終わって打突部位にHIT。

 

と、踏み込み音をさせることを意識しながら打突すると明らかに打突の手応えが違います。

なんというか、重心移動がビシッと決まって竹刀が進むベクトルがグラつかずに一つの方向にキマっている感じ。

 

踏み込む足のかかとからつま先にかけてキチンと真っ直ぐ前を向いて、後方から前方に体重が掛かっていくようにすることで、上半身から腕の軌道も左右にブレたりせず、真っ直ぐ打突部位に向かっていくから当たった時の威力が上がるのかなぁ。

 

 

足の裏も、かかとの一部分とかつま先の一部だけとかで踏み込んだ瞬間の身体を支えるわけではないから負担が集中せずに怪我をしたり痛くなったりしにくいのかも。まだそこまで回数重ねたわけじゃないから推測ですが。

 

 

なんにせよ「理に適った足の使い方をすると良い踏み込み音が鳴って足の負担も少なくなる」ことはわかりました。

同時に「踏み込み音がすれば理に適った足の使い方をしているわけではない」ことも。

 

教わったことを素直に聞くことも大事だけれども、一回はじっくりと考えてみたほうが良いのかもしれませんね。理解して納得できれば習得も早そうですし。