大会本番、私は試合をこなす度に
選手達の成長を感じていました。
そんな子供達の成長していく姿を見ながら
勝ち上がった決勝戦…
前評判の高かった
福岡県代表の太刀洗豪武館さんとの試合は、
シーソーゲームから代表戦に突入し、
緊張感は最高潮に達していました。
強豪ひしめく神奈川県予選、
そして各都道府県のトップの道場が集まる全国大会、
すべての試合が緊張の連続でしたが、
応援席の保護者の皆様、先生方、
仲間達からの応援の声に励まされ、
勇気をもらって畳の上に立ち、
自分達の柔道を目一杯表現してくれました。
その全国大会決勝戦の代表戦にでた宮崎元汰君は、
その緊張感で押しつぶされてもおかしくないほどの
プレッシャーを感じたと思います。
しかし、この場面でも観客席からの応援に
大きな勇気をもらって懸命に闘いました。
お互いに一歩も譲らぬ見応えある攻防に、
3分間の試合時間はあっという間に終了したように感じ、
勝負は判定にもつれ込みました。
私自身、判定を待つ時間が非常に長く感じるほど
緊張感を感じていました。
「判定!」
主審のコールと共に上がった旗は、
白旗2本、赤旗1本…
第34回全国少年柔道大会、
朝飛道場は、三年ぶり五回目の
優勝を果たすことができました。
これまで、保護者の皆様におかれましては、
どんなに忙しい時でも出稽古や
試合には必ず協力していただき、
また日常生活の中でも子供達の健康管理や
精神的なケアに、ご尽力いただきました。
先生方におかれましては、
子供達が少しでもわかりやすく、
興味を持って技術を習得できるような説明を常に考え、
きめ細かな指導を実践してきてくださいました。
また、子供達の課題を見つけ、
通常の練習が終わった後も
打ち込みを受けてご指導して下さる事で、
課題の克服や技術の向上、
そして何よりも子供達に、
そのように努力してきたことによる自信を
与えてきてくださいました。
選手といつも一緒に練習している仲間達においては、
選手として試合に出場したかったという
思いも少なからずあったとは思いますが、
朝飛道場の代表となった選手達の打ち込み、
投げ込みを受け、
心から代表選手を応援し勇気を与えてくれました。
また、そういう部分があるからこそ
試合に出場した選手だけでなく、
朝飛道場の子供達みんなが心.技.体すべてにおいて
成長できてきているのだと感じております。
そして、朝飛少年柔道友の会の皆様には、
平素より過分なるご支援と、激励を賜り、
常に子供達が楽しく一生懸命に
柔道に取り組む環境作りにご尽力いただいております。
このように今回の優勝は、
まさに朝飛道場の総力を結集したことよる結果であると感じ、
ご協力していただいている全ての皆様に、
心より感謝し御礼申し上げます。