ヒマラヤを登っていて
とくに気を付けていたこと。
①呼吸
僕は結果的に最後まで高山病にはならなかったのですが、この「呼吸」が大きかったと思います。サポートで共に登ってくれたクルーがしきりに「息は鼻で吸って鼻で吐く、ゆっくりとね。」とアドバイスしてくれてひたすらにこの呼吸をまもっていました。
少しでも無理をして突然にハイペースな登り方で呼吸が乱れると頭に酸素が回らなくなるのがわかるんですね。
②体温調整
山の上はやはり基本的に気温は低い。ダウンジャケットを途中着るのですが、歩いているとすぐに暑くなる。陽射しが強くなると更に暑くなってきてどんどん体力が失われていく。重たいリュックを背負っていることよりも「ベストな体温でいられるか」が大きくて小まめにジャケットを着たり脱いだりをして体温調整をしていました。
③前向きな言葉
足が疲れてきて正直きつい時に「きつい…」や「やばい…」などの言葉を声に出すと更に疲れがのしかかってくる。逆に「よっしゃ！盛り上がってきた！」や「オッケー！身体が喜んでるー！」などの言葉を出し続けると嘘みたいに身体が軽くなってくるんです。言葉は魔法。声に出す言葉には本当に気を付けていました。
限界に近づいた時にこそ
沢山の学びがありました。
人間の身体って凄い。
身体の声に耳を澄まして
自分を知ろうとすることって
本当に大切ですね。
ヒマラヤを6時間登り続けた頃、
雨も降ってきたので
今日はテントを張って
一晩休むことに。
↑これ、僕が寝たテントです。
そして、ディナーは同行してくれていた
クルーが作ってくれるのですが
これが旨い！！
カレーにオクラにシチュー^ ^
陽が沈むと寒くて寒くて大変でしたが
寝袋にくるまって休みました。
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