世界① | 大悟徹底 伍

大悟徹底 伍

社会人3年目。


家電業界に身を投じ、デジカメ・PCを販売してたと思ったら、
気付けば本部・財務経理部へ!

新たなステージのために、日々精進・・・!

 この1カ月の本の消化速度がイイ感じ。
 隔離されてある、読んでないゾーンにある本を、もう読んだよゾーンに移す作業は少し達成感がある。 そして調子に乗ってると、本棚がいっぱいになっていく。 専門書も消化していくか・・・大学学部時代に全部読めてない奴とか。 授業で買ったのとか。
 まさかスティグリッツ経済学(マクロ・ミクロ)をカバンに入れる気にはなれないが。 
1冊3センチくらいの厚みあるしあせる


 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上) (1988)

【著者】 村上春樹

オススメ度:★★★★★★★★☆☆
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)/村上 春樹
¥620
Amazon.co.jp
 最近は軽めな作品を読んでいたため、久しぶりに村上春樹ワールドへ。
本作は、[世界の終り]って話と、[ハードボイルド・ワンダーランド]って話が、章別に交互に出てくる。 慣れればどうってことはない構成ですわ。 ちなみに上巻は21章にわたって展開。

 しょっぱなから、エレベーターに居る男の描写が、10ページ近く続くけど、何故か眠たくならない。 電車で読んでても、サクサク進む。 常に続きが気になる状況で読んでいられるのは素敵。
 そして、独特な表現といい、ちょっと気のきいた笑いの部分は、とても印象がいいというか、楽しいというか。

 上巻を読んだ感じでは、ハードボイルド・ワンダーランドの方が、楽しめた感じだ。
 [世界の終り]は未だ謎が多すぎる・・・というか、村上作品のことだから、全部を明らかにして終わるわけがないだろうが。 でもこういう世界観嫌いじゃないのよね。
 
 金色の獣を街で飼ってたり、頭骨持ち出されて「そこから夢を読みとるのよ」って、何かワクワクしちゃうじゃないかw 今のところ、2つのストーリーの展開で、何か共通点・近しい点が、おぼろげながら見られる気がするが。  はてさて下巻でどこまで解明されるのか。