この日、以前よく通っていた河口の島に久々に行き、ホクロハゼ、チンチン、モトギスなどを釣った。その後、橋の上からの釣りが良いと現地スタッフに勧められ行ってみることに。
20、30mほどある高低差からの釣りははじめて。下は船も往来するため、実際、船にひっかけて竿が弾け折れてしまう人も見かけた。当然本来禁止のはずだが暗黙の了解なのか咎められる様子はなく、橋のそこかしこで竿を出している。ハイシーズンになると昼も夜も橋の上で釣りをする人を見かけるがまさか自分もやるとは考えていなかった。
自分は船が通らない橋脚付近にぶっ込み仕掛けを投入してみる。風に煽られて糸ふけが激しくなかなか底をとることが出来ない。
なんとか底をとり誘っているとアタリが出たのが分かった。この高低差でもあたりは分かるものだなと少し驚きながらあわせるとうまく乗ってくれた。魚は20〜30mの空中を舞いながら橋まで巻き上げられる。その間も暴れるため、空中でバラすことも多い。この手のひらサイズのキビレは無事橋まで巻き上げることが出来た。
ここは根がかりが多く外すのに苦労した。しばらくして再びアタリが出る。これもうまく乗ってくれ巻き上げに成功する、足裏サイズのカイズだった。
再び魚が掛かりあげてみるとこれも足裏サイズ程のカイズだった。
橋の上での釣りは30分ほどで打ち切った。いずれ厳しく取り締まられる日が来るのだろうが、それまでは魚が釣れる以上、ここの人達はこんな釣りを続けるのだろうなと思う。自分も日本では出来ないような釣りをこの日は体験させてもらった。
これは橋の下からの景色。
この後、景色が良いという噂の岬に行ってきた。遠くに磯釣りしている人たちが見えた。地球が丸いことを確認しこの日はこれで帰路についた。
