読書の秋秋になると必ず読みたくなる本があります。 宮本 輝の「錦繍」 過去に夫婦であった二人が、意外な場所で再会したのをきっかけに文通がはじまります。 お互いの手紙の内容を交換に綴る形式で、過去、現在、未来にどんどん引き込まれていきます。 ドロドロとした人間愛憎劇のようでいて、再生と復活が静かに横たわっているような大切な一冊です。