ここのところ、どんどんニュースで扱いが大きくなっていた秋山翔吾の連続試合安打。
それは、パリーグ記録、日本記録の更新を目前に途絶えました。
 
4打席ノーヒットだったアキ。
もうチャンスは無いはずでした。
でも、回ってこないはずの打席が10回裏に回ってきた!
1アウト、ランナー無しという場面。
スタンドで、テレビの前で、ラジオの前でたくさんのライオンズファンが祈る中、
アキはフルカウントからクールな顔でフォアボールを選びました。
 
家でテレビ中継を見ていた私が思わず口にしたのは「アキらしいや!」。
そして思ったのは「このフォアボールを無駄にするな!」。
 
続くキムの送りバントは完璧。
得点圏にランナーがいる場面で、デッドボールを受けたあさむは悔しそうだった。
そして、剛也。
舞い上がる打球。
レフトスタンドの狂喜。
アキが選んだフォアボールがサヨナラ勝ちにつながった!
 
チームのサヨナラ勝ちに晴れやかに笑うアキが画面に映り「あ~、良かったな」と思いました。
 
そしてお立ち台に立ったアキ。
謙虚で、素直で、前向きで、対戦相手をリスペクトしたヒーローインタビュー。
チームのためにという強い気持ちが伝わってきて、目頭が熱くなりました。
剛也のコメントも4番の責任感やチームメイトを思う気持ちが感じられました。
 
記録が途絶えたのは残念ですが、がっかりした気持ちはあまりなく、
逆に清々しい気分です。
 
多くのライオンズファンが秋山翔吾を誇りに思っていることでしょう。
 
文化放送アナウンサーの斉藤一美さんがツイッターでつぶやいていらっしゃいました。
我々は、世界で一番カッコいいフォアボールを目撃したのかもしれません。」
 
ほんとにカッコいいよ、アキ。
これからも、勝利を呼び込む風になれ!