TBSで放送されたバース・デイ「戦力外通告 諦めない男たちの最後の戦い そして第2の人生」を見ました。
今年戦力外通告を受けた選手達の合同トライアウトの様子、野球を続けたいという気持ちを取り上げた番組でしたが、私が特に見たかったのはもう一つのテーマ「第2の人生」。
それは元ライオンズ選手・柴田博之さんが取材されていることを知ったからでした。
このブログを始めた頃に取り上げた、柴田さんが指導を行う「トムス野球塾」。
*以前のブログ記事 http://blogs.yahoo.co.jp/dahlia_417/784532.html
番組では柴田さんが戦力外通告を受け、野球塾を始めてからこれまでの様子を見ることができました。

トライアウトを受けるもどこからも声がかからなかった頃の柴田さんは、
奥様も声をかけることができないような状態だったそうです。
何をしていいか分からない期間を経て出会ったのが指導者の道、そして「トムス野球塾」でした。
これを番組では柴田さんの「新たな生きがい」として紹介していました。
自分がこれまでやってきたことを子供達に伝えたいという気持ち。
番組で見た柴田さんの指導はとても丁寧なものでした。
子供達も「ヒット数が多くなった」、「守るのも上手くなった」と笑顔。
柴田さんも塾の子供が「試合で打ったよ、と言ってくれると嬉しい」と話していました。
指導者という今の仕事で柴田さんがまた輝くことができて嬉しく思います。
いつかこの野球塾にいた少年がプロ野球選手になってくれますように!

そして、もう一人新たに指導者の道に就く元選手がいます。
来季、ライオンズの1軍打撃コーチ補佐になる黒田哲史元選手。
昨年戦力外通告を受けてからは二軍用具担当としてライオンズに残っていました。
来季のスタッフ発表を見て、奥様(新山千春さん)も喜んでいるだろうな~と思い彼女のブログを見てみました。
*新山千春ブログ http://ameblo.jp/chiharu-niiyama/entry-10176374669.html
読んで、ちょっとホロリ。
やはり、戦力外通告を受けた選手の家族も一緒に戦っているんだな...と思いました。
ブログを読んで、黒田さんがコーチになることを夢としてもっていたことを初めて知りました。
優勝したチームの翌年の新コーチというのはとてもプレッシャーがかかると思います。
でも自分の夢やご家族の為にも、がんばって欲しいです。


全てのプロ野球選手が素晴らしい第2の人生を見つけることができるように願います。