〜おせち料理を作ってみた〜
俺は健常な頃、毎年かなり凝ったおせち料理を作るのが恒例だった。まぁ、いろいろ作るのが楽しいし、好きだし、自己満足だな。
こんな障害者になっても、恒例を止めるのは悔しいし悲しいし、もう少しはもがこうと、とりあえず作ってる。
ただ、かなり簡素の超手抜きになる…
正直、こんなん☝️でも麻痺ある右手だけしか使えないからやっとこ…
どのくらいの麻痺かって？左手は全滅、右手は一応動くよって程度。字が書けない。感覚がおかしいから２枚重ねて何かを持つとかできない。例えば平っぽい皿を２枚重ねて持つとまず落として割る。水を触ると激痛、ついでに温度も分からない。なんじゃこりや…
こんな事すらもうやっと…クズ人間になった悲しさやら悔しさやら感じながら泣きながら作ってた…
ただ、家族からはもう呆れられて無視されてるし、作っても、自己満足にもならず、自己不満足にしか感じない…やればやるほど不満が募る。
あと、前にも別編で書いたけど、障害者の作った物なんか、気持ち悪くて食えない。というか、食わない方がいい。見えない過程で何やってるか分かったもんじゃ無いから…
脳卒中発症から、一年半、いろいろ人間としては当たり前の事をやってきたけど、ただの一つも、まともに出来た事はない。爪切りや耳かきすらまともに出来ない…そんなん、小さい子供だって出来るぞ。
自己採点すると、脳卒中前が100点とすると、今はかなり甘く採点しても5点位だな。
何かやる度に、いちいち絶望する…
何もやらないでぼ〜っと出来ればまだ良いんだろうけど、性格的に、過去の自由だった自分を思い出すと、どうにも諦めがつかないでもがく。そして自分で自分を追い詰めていく…
ただ、こんな気力がいつまでも続くとは思えない…
俺的にはあまりめでたくはないだろう新年がまた始まります…