12月中旬のある日の夜、中島家にて
ヒロト 「もうすぐ2036年も終わりか・・・・。」
中庭で木製バットで素振りをしているヒロト。
ナナミ 「本当だね。歳をとると時間が過ぎるのが早く感じるね・・・。」
縁側に座ってヒロトの素振りを見守っているナナミ。
ヒロト 「なぁナナミちゃん、裕也のこないだの模試の結果はどうだった?」
ナナミ 「無事にA判定だったよ。順調に勉強したら明治大学に楽勝で合格出来るって。」
ヒロト 「そうか。裕也の進路希望になりそうで良かったよ。」
ナナミ 「まあ裕也は私の頭がいいところを受け継いでいるからね!ヒロトくんはどちらかと言うと頭が悪い方だったし(笑)」
ヒロト 「ちょっとナナミちゃん!俺はバカじゃねーよ!本当にバカなのはハルトだろ!」
同じ頃村上家のマンションにて
ハルト 「ブァクッショイ!」
盛大にくしゃみをするハルト。
ナナセ 「びっくりした・・・。ハルト、すごいくしゃみやったで・・・。誰かハルトの悪口でも言ってんのかな・・・。」
ハルト 「ちきしょー。誰だよ俺の悪口言ったやつ・・・。」
ナナミ 「確かにハルトくんと比べたらだいぶ頭がいいよね(笑)」
ヒロト 「そうだろ。ところで話変わるけど俺来年で引退しようと思っているんだ・・・。」
ナナミ 「えっ・・・・・?ヒロトくん、それ本気で言ってるの?」
ヒロト 「ああ。本気だよ。今年タクヤが引退したから俺もそろそろ引退を決意したんだ。」
ナナミ 「そうなんだ・・・。やっぱり同世代で親友の選手が辞めちゃうと引退を考えちゃうよね・・・。」
ヒロト 「明日には裕也と奈未に伝えて、球団には来年の一月に引退することを伝えるつもりだよ。それでオープン戦前にファンのみんなに発表する。」
ナナミ 「そっか。引退するのは寂しいけど決めるのはヒロトくんだからヒロトくんの意思を尊重するよ。それに私は奥さんとしてヒロトくんが引退する最後の時まで支えるからね♡」
ヒロト 「ありがとうナナミちゃん。」
つづく
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