春休み、オーシャンガールズはアイドルイベントに出演する為、大阪・万博記念公園にやってきた。
環奈 「これが有名な太陽の塔か〜。」
イベント開催中の休憩時間に太陽の塔の近くにやってきた環奈と夏海と有沙。
夏海 「美術の教科書の写真で見るより大きいね！」
有沙 「ねぇ環奈お姉ちゃん、太陽の塔って何のために建てられたの？」
環奈 「太陽の塔は元々は1970年に開催された大阪万博のテーマ館として建てられて元々は万博終了後に取り壊される予定だったの。」
有沙 「えーーっ！？壊されるはずだったの！？こんなすごい塔が！？」
夏海 「万博で建てられた建物は終了後に維持するのにお金がかかっちゃうからほとんどの建物が壊されちゃうんだよ。」
有沙 「お金がかかると大変だから仕方ないことなんだね・・・。」
環奈 「でも撤去に反対する人達が署名活動を行ってくれたおかげで永久保存が決定して今でもこの場所に立ち続けているんだよ。」
有沙 「太陽の塔ってたくさんの人達に愛されているんだね！」
夏海 「ねぇ有沙ちゃん、知ってる？太陽の塔の内部には生命の樹があるんだよ。」
有沙 「生命の樹ってどんな感じなの？」
夏海は自分のスマホを出して、生命の樹の写真を見せた。
有沙 「これが生命の樹か〜！神秘的だね！ねぇ環奈お姉ちゃん、なっちゃん！今から太陽の塔の内部の見学に行こうよ！」
環奈 「それは無理かな・・・。太陽の塔の内部は予約しないと見れないの。」
有沙 「えーっ！？私、今見たい！！！」
夏海 「有沙ちゃん！落ちついて！今度イベントで来た時にちゃんと予約して見ればいいじゃん！ねっ？」
有沙 「やだ！今見たい！」
環奈 「困ったな・・・うん？」
困った環奈がふと横を見るとベンチの上に何やら見たことがある時計が置かれていた。
環奈 「何だろこれ？」
夏海 「これってハリーポッターに登場する逆転時計だよね？」
有沙 「何で逆転時計がここにあるの？」
夏海 「多分誰かがUSJのお土産品を忘れて帰っちゃったんだよ。」
環奈 「そうだよね〜。これを使っても時間が巻き戻るわけじゃないもんね。だって偽物だし（笑）」
環奈が笑いながら逆転時計を回した瞬間、万博記念公園の風景が変わり始め、一気に1970年の大阪万博開催中の風景になってしまった！
三人 「「「ええーーーっ！？」」」
環奈 「これ本物の逆転時計じゃん！」
夏海 「私達1970年にタイムスリップしちゃった・・・。」
有沙 「そうだ！せっかく1970年に来たんだから万博を見学していこうよ！」
夏海 「えっ！？そんなことしないで早く現代に帰ろうよ！」
環奈 「いいじゃん！なっちゃん！せっかく万博に来たんだから！それに逆転時計があるんだから好きな時に帰れるんだし！」
有沙 「そうそう！まずは太陽の塔の内部を観に行こうよ！」
環奈 「よーし！行こう！」
夏海 「本当にいいのかな・・・？」
2時間後・・・・
有沙 「太陽の塔の内部すごかったね〜！」
環奈 「うん！生命の進化も学べたし！あとフジパンロボット館も良かったよね！」
夏海 「手塚治虫さんがプロデュースしたロボットは漫画から飛び出してきたみたいだったね！」
大阪万博を満喫している環奈達。
有沙 「次はどこ行く？」
環奈 「じゃあ月の石で有名なアメリカ館に行こうよ！」
夏海 「えっ？確かアメリカ館って大行列だったんじゃ・・・。」
環奈 「とにかく行こうよ！」
三人がアメリカ館に向けて歩き出そうとしたその時だった。
コンパニオンガールA 「あっ！今日子！こんなところで何してるの！？」
環奈 「えっ！？」
環奈が後ろを振り向くとそこには万博のコンパニオンガールが立っていた。
コンパニオンガールA 「あなたは今日は日本館の担当日でしょ！ほら早く行くよ！」
環奈を引っ張っていこうとするコンパニオンガール。
環奈 「あの！人違いです！私は今日子さんじゃないですよ！」
夏海 「(このままじゃ環奈ちゃんが連れて行かれちゃう！)あーっ！あそこに石原裕次郎さんがいるー！」
コンパニオンガールA 「えっ！？裕ちゃんがいるの！？どこどこ！？」
夏海 「環奈ちゃん！有沙ちゃん！早く現代に戻ろ！」
環奈・有沙 「「うん！」」
三人はその場を急いで離れ、逆転時計を使って現代に戻ってきた。
環奈 「いや〜もしあの場になっちゃんがいなかったら今日子さんって人に間違えられて連れて行かれるところだったよ。ありがとうねなっちゃん。」
夏海 「どういたしまして！」
有沙 「それにしても大阪万博楽しかったね〜！」
環奈 「うん！うん！太陽の塔の内部もすごかったし！」
こうして環奈達の不思議な冒険は終わった（笑）
おわり
いいね！も良いけど皆様の"コメント"をお待ちしてます！
橋本環奈ちゃん主演ドラマ・万博の太陽は3月24日夜9時に放送！見てね！